今の日本外交に思う

  わが国を取り巻く外交が騒がしい。沖縄普天間基地問題では米国と、尖閣諸島での中国漁船衝突事件ではビデオ流出のおまけまでついて中国と、その間に北方領土へのロシア大統領訪問のロシアと、そして、北朝鮮による韓国領土砲撃事件発生時の危機管理など。それ以外にも韓国との竹島帰属問題も全く進展していない。

  ここで押さえておかなければならないことは、現在の憲法では、日本は専守防衛に徹した自衛隊しか持ってはならない国であるという点である。軍隊とは本来、歴史的に見ると他国から領土を奪い取るための力の組織である。しかし、現在では軍隊を用いて領土を拡大することは不可能であり、お互いの抑止力としての機能しかないと思える。日本は、対外軍事を日米安全保障条約により米国に依存しているので、領土問題で日本がリードできるのは残念ながら話し合いぐらいしかない。

  ところで、今回の北朝鮮の韓国への砲撃事件を考えてみると、国内向けには戦時体制を演出することで引き締めを図り、国外向けには先の核開発と併せて、過去に何度も実施し成功している「瀬戸際外交」をより際立たせるためと考えるのが妥当ではないだろうか?

  本当に腹立たしい!!!

今後の日本のあり方について思う

  米国の社会学者エズラ・ヴォーゲルが1979年に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」を著した。彼は、日本の産業の競争力、成長性、勤勉性などを調べ、いずれは米国の大きな対抗勢力になると言いそれが広く世界に知られる契機となった。彼の筋書き通りに、日本は1980年代に絶頂期をむかえたが、1990年にバブルが崩壊し失われた20年に突入した。そして、今年は国内総生産で中国に抜かれ、ナンバー3の経済国になる。 

  日本はこのまま衰退していく道を歩むのか!

  日本一国で考えるのではなく、アジア全体で考えてはいかがであろうか?内閣府の試算では、日中印の3カ国にその他のアジアを加えたGDPの世界での比率は、2009年度は24,7%、それが2030年には40,5%に上昇するらしい。また、アジア開発銀行の調査では、アジア全体の個人消費は、2030年には、32兆ドル(約2700兆円)になり世界の43%を占める。このことは、アジア全体が「世界の工場」から「世界の市場」に変わり、世界経済を牽引することを表わしている。

  北朝鮮問題や急成長に伴うリスクなど東アジア特有の問題はあるが、これからの20年がアジアの時代になることは間違いないであろう。

  日本は経済、外交などの多くの面でアジアに貢献できると思う。特に経済では自動車、電機、機械、食品、鉄道、水処理、小売りなど、アジア各国の雇用や生活、社会基盤の発展などに寄与することができるであろう。そして、こうすることがひいては今後の日本の生きる道ではないだろうか。

貯蓄から投資?  

  証券業界は、個人投資家に証券知識の普及と様々な啓発活動をしている。これは、米国に比べて日本の低い有価証券の比率を上げるためである。政府もまた、日本経済の発展や企業の成長を支えるためには、リスクマネーの円滑な供給が必要であるとしている。両者とも、そのキーワードは「貯蓄から投資へ」である。その具体的な目標としては、個人金融資産に占める株式・投資信託の割合を高めることにある。
  その一方で、株式市場のこの10年間の日経平均株価は約40%の下落であった。長期のリスクをかけてチャレンジした結果がこれである。これでは、個人投資家が株式投資に二の足を踏むのも仕方のないことだと思う。貯蓄から投資へというのであれば、投資家が報われる株式市場の実現を優先すべきだと思うがいかがであろうか。

環太平洋経済連携協定(TPP)に思う

  政府は、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加に向けて大詰めの調整に入っている。この議論で問題なのは、農産物市場の開放問題に矮小してはいけないという事である。TPPは、関税引き下げだけではなく、知的財産の保護や政府調達、投資条件の改善などの幅広い分野を対象にし、そのルール作りに日本が参加できるかを問われているからである。
  この中心となるのは米国である。1年後の妥結をめざし米国が交渉を急ぐ背景には、中国とどう対峙するかという大きな問題があり、これは日本が直面しているのと同じである。こうした論点を冷静に考える間もなく、農業が最大の焦点になり政治問題化している。安い作物が入ってくるのを農家が懸念するのは当然である。しかし、他の産業なら競争力のない企業は市場から退出するのに、なぜ農業は守るのか。その点を明確に整理し、保護策と競争力強化策を検討する必要があると思う。
  TPPを巡る議論は、急変する世界の経済秩序の中で、日本がどのようにして生き残ることができるか。どうすれば活力を取り戻すことができるかを考えること。だと思うがいかがであろうか?

尖閣沖で文句をつけた中国と「孫子の兵法」

中国は孫子の兵法を生んだ国である。

1、孫子の兵法は平たく言えば「敵のウラをかいて勝て」ということ、

  言い換えれば、「騙まし討ちして勝て」

2、孫子の精神の基軸と思われる一文には「兵とは詭道なり」がある。

  これは、「戦争とは敵を欺く行為である」

3、孫子は「時の勢いに乗れ」とも言っている。 

 

中国のリーダーたちは、孫子の兵法をよく知っているのであろう。尖閣諸島沖での中国漁船の衝突に端を発する中国の横暴は、日本を一気に攻略するチャンスと見た結果と考えればいくらか合点がいく。

1、日本のリーダーは、米海兵隊は戦争の抑止力であるという自覚もなく脳天気である

2、政権交代で変動し、一枚岩ではない。

3、国益よりも自分たちの私益を主張してごちゃごちゃしている

4、今が攻め時である。一気に攻めろ!ということかもしれない。 

 

国が成り立つために、最も大事で最低限やらなければならないことは

1、国民の命を守ること

2、国土を守ること

もっと真剣にやるべき事をやってほしい!!!

エコカー電池で変わる産業地図

  電池が自動車の競争力を決める時代がやってきた。世界規模で進むハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)への需要シフトが自動車作りや産業構造を根本から変える時代になる。エコカー電池の開発・生産に必要な人材や原材料をどうして集めるか。日本の基幹産業である自動車、電機そして素材分野で激しい戦いが繰り広げられるであろう。
  パナソニックとトヨタはエコカー電池を共同開発・生産してきた。そのトヨタが、2011年初めに投入するミニバンタイプのHV・「プリウス」に三洋電機のリチウムイオン電池を搭載する。1997年に発売された初代プリウス以降、プリウスはニッケル水素電池を動力源としてきたが、蓄電容量や出力が大きく、小型軽量化が可能なリチウムイオン電池の採用で、燃費効率を高めたり室内を広くしたりすることができるようになる。
  「電池技術がクルマの性能を左右する」と言われている。エコカー、そこに積む電池の両方で日本は世界のトップを走っている。だが優位は磐石ではない。米国、韓国、中国などは直ぐそこまで来ている。日本は過去に、半導体、液晶、太陽電池など、世界のトップに立ちながら競争の優位を保てずに後退した産業は多い。

  技術や人材、市場の争奪戦は国境を越えて企業の優勝劣敗を明確にする。日本勢が優位を保つためには、官民一体の総力戦が必要だろう。

日銀4年ぶりのゼロ金利に

日銀が10月6日の金融政策決定会議で政策金利を現在の年0.1%から0~0.1%に引き下げ、ゼロ金利を容認することを決めた。1%程度の物価上昇が見通せるまでゼロ金利を継続する。又国債や社債など5兆円規模の資産の買い取りも決定した。今後は金利だけでなく、資産の買い取り量などを政策の目安にし、デフレ脱却に向け市場に潤沢に資金を供給する量的緩和に踏み出すことになる。

日銀だけがこれらの政策を行っても成果が出るかは疑問である。

政府の対策も問われる。

今政府に求められることは、補正予算で効果の高い政策を厳選するとともに、規制緩和や法人税の減税など活発な企業活動を促すための様々な改革をし、金融緩和と平行して進めることだろう。企業の投資意欲が高まる環境を作らなければ、せっかくの金融政策も成長にはいたらない。

デフレの脱却や円高の抑制は政府と日銀の共同で進めなければ効果は期待できない。

PHP11月号から

PHPの11月号は「くよくよする人・しない人」という特集である。

その中で、素敵な詩に出会えたので紹介したい 

 

                   「日常」    詩 工藤直子

 

「どちらへ?」と聞かれて

「ちょっとそこまで」と答えた

(ちょっとそこ・・・って・・・どこ?)

日常的な会話を交わしたあと

「非日常」が すっと横切るときがある

(わたしは どこから来て どこへ行こうとしているのか) 

 

「なにかをする」ことから

「なにもしない」ことまで すべてに

もしかしたら

「勇気」と「決心」が必要かもしれない

・・・

そんな気がした

 

すこし 寂しい日 

 

私なら、最後の「すこし 寂しい日」を「すこし 嬉しい日」とするかも?!

皆さんはいかがですか?

第44回経営士全国研究会議に参加して

2010年9月18日~19日に函館市の函館観光ホテルにて第44回経営士全国研究会議が開催された。この会議は年に一度、社団法人日本経営士会(通産大臣の許可団体)が全国の経営士に呼びかけて開催する会議である。

 

今年のテーマは、変化の時代の経営支援「食・観光・環境」であった。

基調講演は、

テーマ:「海を守り、食を保障する持続型水産業の創世に向けて」

北海道大学大学院 水産学研究科教授 桜井泰憲氏

テーマ:「函館開港物語」

南北海道史研究会 会長 須藤隆仙氏であった。

 

研究論文は9名発表されたが、

最優秀論文は、「観光資源と地域特産の融合に関する提言」-観光特産活動と経営士の役割―を発表された埼玉支部の小塩稲之氏であった。 

 

市内観光として、赤レンガ倉庫群、元町公園、旧イギリス領事館、五稜郭、五稜郭タワー、函館朝市、自由市場等を見てまわった。

函館に行ったのは初めてであった。

楽しく有意義な時間を持て良かったと思う。 

 

なお、来年は鹿児島で開催されることになっている。

第44回経営士全国研究会議に参加して2010年9月18日〜19日に函館市の函館観光ホテルにて第44回経営士全国研究会議が開催された。この会議は年に一度、社団法人日本経営士会(通産大臣の許可団体)が全国の経営士に呼びかけて開催する会議である。
 
今年のテーマは、変化の時代の経営支援「食・観光・環境」であった。
 
基調講演は、
 
テーマ:「海を守り、食を保障する持続型水産業の創世に向けて」
 
北海道大学大学院 水産学研究科教授 桜井泰憲氏
 
テーマ:「函館開港物語」
 
南北海道史研究会 会長 須藤隆仙氏であった。
 
研究論文は9名発表されたが、
 
最優秀論文は、「観光資源と地域特産の融合に関する提言」−観光特産活動と経営士の役割―を発表された埼玉支部の小塩稲之氏であった。
 
市内観光として、赤レンガ倉庫群、元町公園、旧イギリス領事館、五稜郭、五稜郭タワー、函館朝市、自由市場等を見てまわった。函館に行ったのは初めてであった。楽しく有意義な時間を持て良かったと思う。なお、来年は鹿児島で開催されることになっている。

書道展示会に出品して

私は約3年前から月に2回、日曜日の夜、書道家の森本九龍先生に書道を習っている。

その展示会が9月10日〜12日まで三田市で開催された。

私も「楽道忘貧(楽しい事をやっていれば貧しさを忘れる)」を初めて出展した。

 

先生は、以前「日本の書道家は中国の書道家にいつまでたっても勝てないだろう」と仰ったことがある。

その理由は、中国で書道家として認められるには次の4つのことができなければならないとされているとのこと

1、書が書ける

2、篆刻が彫れる

3、絵画が描ける

4、詩が創れる

ところが、日本の書道家は1だけの人、1と2ができる人がほとんどであるから、中国の書道家には及ばないとのことである。 

 

先生のところでは、1と2と3を生徒がチャレンジできる環境がある。

さすがに4は難しいが・・・! 

今回の展示会も、書あり篆刻あり絵画あり、会場の大道具から小道具は全部先生の手作りである。書の展示会といえば、書がずらりと並んでいるだけで少しも面白くない印象が強いが、その印象を見事に打ち破ってくれている。

2年に1回の展示会であるが、次回も興味深い企画を期待したい!

米国の今後の賭け  

  今年の7月に成立した金融規制改革法は、株主にもっと力を与えるというものだ。これにより米国の企業統治の枠組みが大きく変わるかもしれない。

  10年間で2つのバブル崩壊を経験した米経済。その背後には常に株主の短期的な圧力があった。株安を恐れて粉飾決算に手を染めたエンロンにも、今回のウォール街も。

  今株主が力を増すことの意味は大きい。企業の暴走を抑えて長期的な成長を促すのか、それとも懲りずに短期的な圧力を加えさらなるバブルへの道に進むのか?

  リーマンショックから15日でちょうど2年になる。米国がたどり着いたのは、進化するのか、衰退するのかの岐路のような気がする。

企業はこの状態でいつまでガマンできるのか!?

  現在の経済状況、そして将来を考えると、このまま日本に本社を置いて活動していくべきなのかどうかを見極める時が来ているように思う。果たしてどこまでガマンできるだろうか。
  経営者の多くは日本に生まれ日本を愛しているが、企業経営をするうえで間尺に会わなくなってきているように感じる。そもそも資本主義経済化における企業は、世の中に役立ち、喜んでいただく商品やサービスを提供し、利潤を上げ、少しづつでも規模を拡大していくことで存続可能となる。その条件が失われていけば企業は生き残れない。

  今の日本はその条件が失われていっているように思える。

  例えば、人材面では、かつては勤勉で豊富な労働者が多く、特に生産面で大変良かったが、グローバル化が進み、海外に工場を移転し生産するようになると、日本は高コストの国になってしまった。
  又、市場としては、少子高齢化と人口減少が進み、国内のみで事業を展開するには将来が暗い。さらに、対外直接投資でも、高い法人税などが障害になり、外国の企業が日本で積極的に事業展開をする状況ではない。今後も海外から資金がなかなか呼び込めないであろう。

  現民主党政権には、人権活動等には詳しい人達がいるが、企業経営者として実務に携わったことがない人が殆どである。昨今の急激な円高・株安に対する対応の遅さには、経済界からは計り知れない失望感がある。これだけ金融をはじめ経済とりわけ市場についての感覚がないとどうしようもない気がするがいかがであろうか!?

  しかし、今後の政府の対応に期待したい!

丹羽中国新大使に思う

  伊藤忠商事出身の丹羽宇一郎大使が中国に着任してまもなく1ヶ月がたつ。民主党政権が掲げる「民間大使の積極的な登用」の目玉人事である。今後の丹羽氏の手腕に期待したい。 

  中国の4月〜6月の名目の国内総生産(GDP)はドル換算で日本を上回り、米国に次ぐ世界2位の経済大国になった。日本の最大の貿易国は今や米国ではなく中国である。

  日中両国は相互依存を益々強めていくであろう。「中国のGDPは10年後には日本の2倍近くになる。」といわれているが、今のままでは巨大市場から取り残されかねないのではないか?

  中国との自由貿易協定(FTA)の締結が望まれるが、民主党政権は農業団体に配慮して交渉さえ始めていない。政治任用の大使の強みは本国政府のトップと直接話せることだと言われている。現ルース駐日米大使が一目置かれているのも、オバマ大統領との太いパイプがあるからである。

  丹羽氏も菅首相や岡田外相といつでも話せるとはいえ、思う存分に活躍するには、何よりも日本の政権が安定していることが前提になるのだが・・・?

今回の円高で思うこと

  日本は今までに3回の円高に直面した。最初は1985年のプラザ合意後である。年初1ドル=250円前後だった相場は翌年末には160円前後まで上昇した。この時の製造業の対応は、徹底した経費節減と完成品・部品メーカーの一体となっての原価低減であった。そして空洞化は起きなかった。 2回目は、1995年に1ドル=79円75銭の史上最高値を付けた以降である。このときは中国が世界の工場として台頭し情勢は一変した。製造業の多くは一気に対中投資を拡大した。それでも大手の製造業は主要な生産拠点を国内で守った。それができたのは、最先端の自動・省力化設備を導入したからである。当時中国と日本の人件費は1対20と言われていたが、なんとか生産効率で補った。しかし、いくらかの空洞化は起きた
  そして今回である。経費節減も限界、省力化設備への投資も効果が薄い、部品の調達も国内を優先する原価低減策ではなく世界各地に広がる。このままでは企業は生き残りのために海外に出ていかざるを得ず、空洞化が現実のものになるであろう。

  政府と日銀が本腰の対策を早急に打つことが望まれる

今回は9月に発売される書籍についての宣伝です。

書籍名は「あなたが変われば部下が変わる」です(出版社は同友館)。

以下は、本の最初の「はじめに」を掲載しました。

是非、多くの方に読んで頂けたらと思います

“あなたが変われば部下が変わる”

  私は経営コンサルタントとして今までに様々な企業のお手伝いをしてきました。そこでよく感じたことがあります。それは業績の良くない企業に共通している3項目です。

  一つ目は、「危機感がない」ということです。当社は潰れることはないという思い込みです。さすがに社長様は危機感を持っておられますが、幹部・管理者以下の人達には会社が倒産するかもしれないという危機感がほとんど感じられません。

  二つ目は、「無責任がはびこっている」ことです。例えば、私が「この仕事はAさんにお願いします」とお願いしたときに、Aさんは「いやそれはBさんにお願いします」Bさん「それはAさんがするのがふさわしいです」Aさん「いやそれはBさんのほうが・・・」というような自分で責任を持ってやろうする意欲が感じられない事です。

  三つ目は「コミュニケーションが悪い」ことです。例えば、私がコンサル先の会社に電話で、「C課長さんお願いします」電話の相手「C課長は今外出しています」「何時ごろお帰りになりますか?」「分かりません」「では○○の件について分かる人いらっしゃいますか?」「それは課長しか分かりません」「???」といったコミュニケーションが全くとれていない事です。

  この3項目

  ①危機感がない 

  ②無責任がはびこっている 

  ③コミュニケーションが悪い

  これらの企業は、職場に活気もなく、社員も元気がありません。売上げが落ちているとか経常利益が赤字であるとか色々と原因はあるでしょうが、大きな原因のひとつとして“人材が育っていない”ことが言えると思います。

  どの企業にも、人・物・金・情報・時間・技術などの経営資源があります。その経営資源をどれだけ効率よく活用するかがその企業の業績に直結します。

  そして、その中で一番大事なのが「人」です。人が商品やサービスを開発し、製造し、販売し、配送し、回収するのです。今後ますます厳しくなる競争社会で勝ち抜くためには、社員一人ひとりが持っている能力をより向上させる必要があります。

   そのために、幹部や管理者は先ずは「自らが毎日成長すること」が必要であり、かつ「できる部下を育成すること」が求められています。

 

   本書は、「できる部下を育成する」ための基本的な内容と、管理者としてこれだけは身につけて頂きたい内容を6章にわたってまとめています。

   第1章は、部下の長所を徹底Iに伸ばそう

   人間は誰しも長所と短所は50対50であり、長所を伸ばし周りから認められるようになることが幸せになる第一歩である。そして周りから認められた時から謙虚に生きること

   第2章は、よい人間関係が仕事の成果を上げる

   良い人間関係を作るためには、先ずは好かれること。そして、自分を磨きながら本物の人間を目指して欲しい

   第3章はできる部下を育成する

   部下の事を良く知ることから始まり、部下を指導育成する基本について、そしてできる部下とはどんな社員なのか

   第4章は、やる気を引き出す「教」<「育」

   なぜ仕事をするのかから、部下のレベルに応じた教育をすることが大事であること、そしてやる気を引き出すいくつかのポイントについて

   第5章は、ワンランク上に挑戦させる指示・命令

   上手な指示命令のポイントとできる部下を育成すること

   第6章は、管理者として自覚すべきこと

   管理者の定義、一番大事な役割、8つの具体的な役割など管理者として自覚すべきこと 

 

   ここで大事なことは、本書を読んだあと、たんなる知識にとどめることなく、実行することです。

   本書が説明している通りにいかない時は「なぜ、上手くいかないのだろう?」と考えながら読み直してください。「知識を吸収」「実行」「問題意識を持って確認」「そして実行」を繰り返することで、一つの知識が本当に身につき「知恵」になるのです。

   なお、本書を世に送り出すために、芳村思風先生(思風庵哲学研究所所長)はじめ色々な先生方、先輩方、書物、会社の御世話になりました。

   出版するにあたり、同友館の岩村専務様、㈱ヒューマンプロデュース・ジャパンの茅切社長様には、いろいろと大変御世話になりましたまた。

   私を育て温かく見守ってくれた母(鋳方田鶴子:本年97歳)と、いつも明るく私を助けてくれる妻(ひろ子)にこの本を捧げたく思います 

 

      2010年6月 大阪淀屋橋の事務所にて         鋳方貞了

ビールに欠かせないおいしい枝豆の見分け方とゆで方 

  今年の夏は猛烈に暑い。ここで欠かせないのがビールと枝豆。この枝豆は、豆腐、味噌、醤油などの原料になる大豆を未熟なうちにさやごと収穫したもの。といっても、成長した枝豆が、私達が知っている大豆になるかというとそうではない。大豆といっても色々とあり、豆腐用、納豆用、煮豆用など用途によって種類の違う大豆が存在するらしい。しかし、大豆が畑の肉といわれるように栄養価の高い食品であることは確かである。

  枝豆には、ビタミンB1とCが豊富に含まれ、さらにアルコールの酸化をうながし肝臓の負担を和らげる役目を果たしてくれる。だから、酒のツマミには最適なのである。

   その枝豆のおいしいかどうかを見分ける方法は、枝についたままのモノを選び、産毛の部分を触ってみて、チクチクしているものが良い。シナットしていたらおいしくない。

   そして、重要なのは、ゆで加減である。

    沸騰しているお湯にちょこっと塩を入れ、さっとゆで上げるのがコツ。

    ゆですぎてしまうと歯ごたえもなく風味もなくなってしまう。

    ゆで加減にはくれぐれもご用心を!

    今日も又一杯やろう!

国際社会で活躍できる人材育成を

  世界市場で日本企業の存在感が低下してきた。その原因の一つには、ビジネスが国際化したにもかかわらず、日本人の会社であり続けていることだと思う。外国に留学する人が減り、海外勤務を避ける傾向も強まっている。国際社会で活躍できる人材を育てる明確な目的意識を持たないと、このままでは国際競争力のない国になってしまう。

  韓国では、1997年に英語を小学3年生から必修にした。小学校では生徒が英語を話し,聞き、音に慣れる授業が中心である。

  LG電子は、経営幹部の多くを外国人にし、2008年には英語を社内の共通語にした。会議も電子メールも書類作成も全て英語である。その結果、韓国企業というよりもグローバル企業というイメージが強くなり、外国人の入社希望者が2〜3倍に増えたらしい。  

  英語が世界のビジネスや学術研究の共通語になっている今、英語力向上を進める国家戦略は当を得ていると思う。 

日本はどうであろうか
  語学力があり、現地の制度や固有の事情をよく知っている人材がかなり不足している。これでは、現地のニーズが的確につかめないし、相手国へのプレゼンテーションにも事欠く。

  ビジネスがどんどんグローバル化し、さらに新興国市場が重要になるのにあわせて、社員の多国籍化を進めてきた欧米や韓国、中国、アジア企業との大きな違いであり、遅れである。

  産能大学が実施した日本企業の新入社員の海外勤務についての意識調査がある。04年と07年を比べると、「海外で働きたくない」が29%から36%に、「海外赴任を命じられたらできるだけ拒否する」が22%から30%に増えている。これは内向き志向の強まりを端的に示す数字である。

  早急に国家戦略として、国際社会で活躍できる人材育成に取り組む必要があると思うがいかがであろうか!? 

天神祭

 日本三大祭(京都の祇園祭、東京の神田祭)にも数えられている大阪最大の祭り「天神祭」が7月24日、25日と大阪天満宮を中心に開催される。

 この祭りは、1000年を越す歴史を持ち、約130万人もの観客を集める
威勢のいい祭り衆の声や川面を照らす船渡御(ふなとぎょ)に花火。辺り一面を埋め尽くす浴衣姿の男女や観光客。辺りを包む熱気に触れれば、今に息づく歴史絵巻を体験することができる。
 天神祭りは24日の宵宮「鉾流(ほこながし)」で幕を開ける。これは、川に浮かべた鉾の流れ着いた先で神様を迎える神事で、大阪天満宮がこの地に鎮座した2年後の951年に始まったとされる。
 25日の本宮にはメーンイベントの陸渡御、船渡御が行われ、氏子達で結成された「講」が大行列で時代絵巻を演出する。
 祭りのハイライトは船渡御とそれが通る川岸で開催される「天神祭り奉納花火大会」である。夏の夜の祭典をより熱くしてくれる。
 「大阪は水の都」といわれているが、代々引き継いだ「しきたり」にのっとった天神祭こそ本当に水の都にふさわしいと思う

酒を飲むとなぜか翌朝早く目覚めるのは?

  お酒を飲むと翌朝早く目覚めることがよくある。なぜか分からなかったが、理由が分かった。

2つのパターンがあるらしい

  ひとつは、適度のお酒でぐっすり眠れた為に、目覚めもよくなるというパターン。人間の精神作用をつかさどっているのは大脳皮質。適度のお酒を飲んだ日には、この大脳皮質がかるくマヒをして精神的にリラックスできる。その結果ぐっすり眠れて気分よく目覚めることができるそうだ。

  もうひとつは、飲みすぎたとき。この時は大脳皮質の統制から解放された精神状態は、リラックスを通り越して活発な状態になる。これでは、ぐっすり眠れない。こんな時は浅い眠りのまま朝早く目覚めてしまうらしい。

  私の場合は後の方が多いかな?

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