今後の日本のあり方について思う

  米国の社会学者エズラ・ヴォーゲルが1979年に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」を著した。彼は、日本の産業の競争力、成長性、勤勉性などを調べ、いずれは米国の大きな対抗勢力になると言いそれが広く世界に知られる契機となった。彼の筋書き通りに、日本は1980年代に絶頂期をむかえたが、1990年にバブルが崩壊し失われた20年に突入した。そして、今年は国内総生産で中国に抜かれ、ナンバー3の経済国になる。 

  日本はこのまま衰退していく道を歩むのか!

  日本一国で考えるのではなく、アジア全体で考えてはいかがであろうか?内閣府の試算では、日中印の3カ国にその他のアジアを加えたGDPの世界での比率は、2009年度は24,7%、それが2030年には40,5%に上昇するらしい。また、アジア開発銀行の調査では、アジア全体の個人消費は、2030年には、32兆ドル(約2700兆円)になり世界の43%を占める。このことは、アジア全体が「世界の工場」から「世界の市場」に変わり、世界経済を牽引することを表わしている。

  北朝鮮問題や急成長に伴うリスクなど東アジア特有の問題はあるが、これからの20年がアジアの時代になることは間違いないであろう。

  日本は経済、外交などの多くの面でアジアに貢献できると思う。特に経済では自動車、電機、機械、食品、鉄道、水処理、小売りなど、アジア各国の雇用や生活、社会基盤の発展などに寄与することができるであろう。そして、こうすることがひいては今後の日本の生きる道ではないだろうか。

お問合せ・ご相談はこちら

ご不明点などございましたら、
お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

06-6228-8152

社員から尊敬され1年でバトンタッチできる経営者に育成する「後継者個別指導 鋳方塾」を運営し、二代目教育に注力!