上場の地銀・第二地銀の過半数が最終赤字に 

  地方銀行の業績悪化が鮮明になってきた。上場している地銀・第二地銀87行・グループの2009年3月期決算は、少なくとも48行・グループが赤字決算になる見込である。この原因は、世界的な金融市場の混乱で有価証券の価格が急落したことや、不良債権処理の損失の増加などである。今後は財務基盤を立て直すために、公的資金の活用や地銀再編の動きが活発化するであろう。 

  具体的には、前期の上場地銀合計の決算は6500億円の黒字であったが、今期は4000億円超の赤字になる模様である。赤字決算は銀行の健全性を示す自己資本比率の低下要因になるので大変である。各地銀は、市場や取引先企業を通じた資本増強を模索しているが、市場は厳しく、取引先企業も業績が良くないので、かなり困難な状況であろう。又、公的資金の注入を受けたのは今のところ3行、申請検討が4行である。公的資金を注入し政府の介入を避けたいと言っておられない状況に追い込まれていくであろう。公的資金注入の動きも今後は広がると思われる。

AAA(最上級格付け)」企業の変遷

AAAであった米ゼネラル・エレクトロニクス(GE)がその最上級格付けを失った。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によると、米非金融企業のAAAは1980年の61社から5社に激減した。ちなみに5社は、エクソンモービル、マイクロソフト、ADP, ジョンソン&ジョンソン、フャイザーである。日本においては、現在AAAは9社。信越化学工業、花王、ファナック、武田薬品工業、トヨタ自動車、ホンダ、キャノン、大日本印刷、セブン&アイ・ホールディングスであり、1983年の2社(日立製作所、パナソニック)から大幅に増えている。
 
  米国は、世界最大の石油メジャーやマイクロソフトのように独占企業に代表されるが、日本は名前で見れば旧態依然のように思えるが、中身は全く変わっている。自動車は、単なる輸送機器であったものを、電子技術の固まりの高機能製品に変えたし、印刷も、現在では電子部品や商品包装などの製造・サービス会社に変身している。日本企業はバブルの崩壊で銀行頼みの経営の危機に瀕し、高度成長以来の負債と資本の区別をあいまいにした負債文化を反省し、過去数年の世界的好況と円安で財務体質が強化された。これらが日本のAAAが増加した原因であろう。

好きな上司と嫌いな上司について

あなたはどうですか?自分でチェックしてみてください 

【1】好きな上司像  

1 何でも相談できる上司  

2 部下の意見をよく聞いてくれる上司  

3 命令でなく納得させて働かせる上司  

4 経営や会議に積極的に参加させてくれる上司  

5 上司の持つ情報を惜しみなく部下に知らせてくれる上司  

6 部下に新しい試みをチャレンジさせてくれる上司  

7 成功したときには誉め、失敗したときには叱るメリハリのある上司  

8 部下の失敗にいつまでも執着しない上司  

9 不正に対しては徹底的に戦う上司 

10 部下を信じてくれる上司

 

【2】嫌いな上司  

1 上にはペコペコしているのに部下には横柄で威張る上司   

2 自分の間違いには甘いのに部下の間違いにはうるさい上司  

3 自分だけで会社が機能していると思っている上司  

4 一言多い上司  

5 仕事だけしか話題のない上司  

6 何でも経費で落とすなど公私のけじめのない上司  

7 部下の話をよく聞かないで生返事をする上司  

8 自分だけが忙しいと思っている上司  

9 職場で鼻毛を抜く上司 

10 会社ではまじめな顔をしているが酒を飲むとすぐに触る上司  

 

☆ 二人の同じぐらいの能力を持った上司がいる   

一人の上司の下では活気もあり人も育つのに、もう一人の下では活気もなく人が育たない   

何が原因か?   

それは、上司が部下の話しに耳を傾けるかどうかだ! 

社長が期待する経営幹部について

〔1〕社長が経営幹部に期待する内容について   

1 戦略力(78%) 

2 改革力(72%) 

3 問題解決力(63%) 

4 参画させる力(56%) 

  5 好奇心(55%) 

☆ 満足度は?    非常に満足している(0%)    

              まあまあ満足している(32%)    

              どちらともいえない(24%)    

              あまり満足していない(40%)    

              まったく満足していない(1%)  

☆ 不満足の理由    

1 日常業務に埋没して部門を改善する意欲がひくい(86.2%)    

2 自部門ばかりに目がいって全体的な視野が狭い(83.1%)    

3 経営センスが弱い(50.8%)    

4 広い視野を持っていない(49.2%) 

 

〔2〕社長が経営幹部に期待するチェックリスト(あなたはどれだけできていますか?)  

1.現状より、より一段高いところから全体を広く見る能力がある  

2.経営者を理解し、その心を部下に伝え行動し成果をあげる  

3.自分の考えを持ち、自己主張ができる  

4.目標管理で計画を達成する責任感がある  

5.部下の指導・育成をする  

6.外部環境の変化を把握し、長期的な視野で戦略的な考えを持つ  

7.部門内、関係部署とのコミュニケ−ションを維持し、向上させる  

8.前向きで積極性を持ち、チャレンジする行動力がある  

9.業務に必要な専門知識を身につけている  

10.部門の統率・指導をするリ−ダ−シップ力がある  

11.創造力を発揮して、改善・改革する能力がある  

12.自己啓発に努め、絶えず向上し、幅の広い人間になる  等・・・ 

普通の社員を稼ぐ社員にする秘訣

 自分はこれで稼ぐ 

(1)自分の長所、短所を知り、長所を徹底的に伸ばそう

①人間は生まれたときに140億個の脳細胞を持って生まれる

②人間はだれでも個性があり、長所50%対短所50%

③長所を知り、それを徹底的に伸ばす

④仕事で活かせると一番幸せ

⑤仕事以外でもOK 

 

(2)長所を活かして、仕事で周りから一目置かれる存在になろう

①例えば、営業で自分には「交渉力と情報収集力」があると思ったとしよう 

  これを徹底的に活かす

②3年後、周りから「あなたは営業では凄い」と言われるようになる 

 

(3)周りから一目置かれるようになってから謙虚に生きよう

①周りから一目置かれるようになったら

②自分には半分短所がある

③世の中のことをほとんど知らないと自覚する

④そして謙虚に生きること

⑤周りの人が「彼は営業で抜群なのに腰が低い」と思うようになる

⑥皆が彼を応援してやろうと思うようになるので、益々仕事が上手くいくようになる 

  (注)仮に短所を直してもこのようにはならない 

 

(4)長所に気づく5つのポイント

①好き、得意と思えるもの

②時間を忘れて夢中になれるも

③色んな問題や課題に気がついて、それを解決していけるもの

④7〜8人で何かをした時に、自分が周りの人より早く上手にできると思えるもの

⑤今までやったことないが凄く興味があるもの

 

(5)経済人としての心構え全ての物事を

①肯定的に見る

②前向きに考える

③積極的に行動するそして、成果を出し続ける 

 

(6)仕事を通して本物の人間を目指しより良い人生を築こう

①人間としていつまでも成長しようとする意欲を持ち続ける

  (より以上を目指す、自分の限界への挑戦)

②自分は不完全であると自覚して謙虚に生きる 

  (短所がある、世の中の事をほとんど知らない)

③人の役に立つ存在になりそれを喜びと感じる感性を持つこれらを目標にしながら自分を鍛えていくことこういう意識を持って仕事をすること 

(7)人生の6分野で目標を持って生きよう

①健康

②心の背骨

③趣味・生きがい・ライフワーク

④経済力

⑤家庭生活

⑥社会生活

今後の景気について  

  2008年のリーマン・ショック後、日本の製造業の生産は急激に落ち込み、企業収益や設備投資も急減した。実質国内総生産(GDP)は10月〜12月期に年率12.1%の減少となり、1月〜3月も10%近い減少になりそうである。これほど落ち込んだ直接の原因は米国の金融危機である。当の米国は10月〜12月にGDPが年率6,3%減であった。震源地である米国よりも日本の方が落ち込みがひどいことになる。

  この理由としては、2つ考えられる。一つは在庫の調整である。需要が落ち込むと生産調整はそのあとになるので、過剰在庫がたまり、これを正常に戻すにはある段階で需要の落ち込み以上に生産を減らす必要が生じるからである。もう一つは設備投資の調整である。需要が減少すると、生産能力を増やす必要がなくなるからである。

  ただ、在庫調整も設備調整も需要以上に大きな落ち込みを示すのは一時的な現象である。過剰な在庫が調整されれば生産は需要に見合ったものに戻るし、設備投資もそれに見合ったものになる。

このような異常な局面を抜け出したあと、日本経済は当面横ばいになるであろう。

企業経営は当分の間厳しい状況が続くであろうし、雇用情勢も良くなる事はない。

今回の世界同時不況は少なくとも今年いっぱいは続くのではなかろうか?

金融サミット(G20)について

2009年4月2日、第2回金融サミットがロンドンで開催された。

今回の首脳宣言の骨子は

1、世界経済の成長・雇用の回復

(1)各国の追加財政支出は来年末までに5兆ドル(約500兆円)に。

   世界の成長率を4%引き上げ

(2)IMFは来年末までに世界経済の2%成長を予想。

 

 2、金融監督・規制の見直し

(1)金融安定化フォーラムを強化し、「金融安定化理事会」を創設。

   参加国を20ヶ国・地域に拡大

(2)ヘッジファンドを規制・監督の対象に

(3)タックスへイブン(租税回避地)地域を特定し、制裁措置を準備 

 

3、国際金融機関改革

(1)途上国支援へIMFの資金を3倍の7500億ドル(75兆円)に拡大

(2)IMFでの新興国の発言権の拡大

 

 4、保護主義の阻止

(1)09年秋まで新たな貿易障壁を設けないを10年末まで延長

(2)貿易金融への支援拡大で協調 ということになったが、

   各国がどれだけ実行できるかが今後の課題である。

 

 因みに、金融サミットとは、昨年11月に創設した緊急首脳会合のこと。

米国を震源とする世界的な金融経済危機への対応を話し合う。緊急危機克服という目標と、金融の監督・規制や追加財政支出、保護貿易阻止などにどう対処するか?難問が山積している。参加国はG7(米国・カナダ・日本・英国・ドイツ・フランス・イタリア)、BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国)、メキシコ、アルゼンチン、オーストラリア、韓国、インドネシア、EU,トルコ、サウジアラビア、南アフリカの20カ国・地域で構成し、参加国の実質国内総生産は世界全体の80%以上を占める。

会社はトップの芸術品だ!(哲学が必要だ)

松下幸之助氏の「実践経営哲学」と仏教(四諦論)との関連表 

実践経営哲学の20項目  釈尊の教え仏教
哲学と四諦論 四諦論

1先ず経営理念を確立すること

2ことごとく生成発展と考えること

3人間観を持つこと

4使命を正しく認識すること 

 理想

(唯心論)

 ものの考え方 

 苦諦

くたい

5自然の理法に従うこと

6利益は報酬である

7共存共栄に徹すること

8世間は正しいと考えること 

 現実

(唯物論)

 物の面からつめる 

 集諦

しったい 

9必ず成功すると考えること

10自主経営を実行すること

11ダム経営を実行すること

12適正経営を行うこと

13専業に徹すること

14人をつくること

15衆知を集めること

16対立しつつ調和すること  

 行動

(実存哲学)

 思いきって行動ずる

 滅諦

めったい

17経営は創造であること

18時代の変化に適応すること

19政治に関心を持つこと

20素直な心になること

 総合

(中道論)

 理想に向かって

実践し修正し、実践を繰り返す 

 道諦

どうたい

 松下幸之助氏の「実践経営哲学」と仏教は西嶋愚道和夫老師が述べられたものを松本邦次氏(元松下電器中央研究所所長)がまとめられたもの 

企業を経営するには哲学が必要だと本当に思います!

今回のデフレを克服するには

  02年からの景気回復で大きな役割を果たしたのは、日銀の量的緩和だったと思う。これは無制限といって良いほどの姿勢で実施された。安い金利で円を調達して海外で運用することで、急激な円安が実現し輸出が急速に伸びた。これと中国の急成長により世界経済の急速な拡大も寄与した。しかしこれはデフレ克服のために意図したものでなく、たまたま円安が急激に進んだ結果デフレが克服されたのである。

  ところで、昨年後半からの急激な需要の収縮によって、日本経済は需要不足に戻ってしまった。とりわけ問題なのは、97年から10年続いたデフレ経済に又つかまった可能性が高いことである。この度のデフレは世界的になると懸念されるので、前回のように輸出増に期待することはできない。このことはどの国にもあてはまる。

  デフレ脱却の一般論としては、通貨供給の持続的増加と財政支出の拡大を組み合わせる政策が有効ということになっている。

  今回、日本がデフレを脱却する手段は、結局、消費を中心にした内需で需給ギャップを埋めることだと思う。

  ここで心配なのは、政治不信である。政治に期待できなければ将来の安心感を持つことができない。将来への安心感が持てなければ、人々は現在の消費を控える。そうなれば悪循環でデフレ脱却はますます困難になるであろう。

お客様の買い信号の例について

営業をしていて、お客様が買う気配があるかどうかを見極めることは大変重要です。そこで、お客様の買い信号の例をいくつか挙げてみました。

お客様の買い信号の例

   1動作と表情

・急に沈黙して、考え込むような態度をとったとき

・サンプルを一口食べて頷いたとき

・黙って深呼吸をしたり、ため息をついたとき

・考えていた表情が急に明るくなったとき

・計算機などを持ち出してきたり、暗算を始めたとき

・パンフレットのある部分を、しげしげと見ているとき

・身体を乗り出して真剣に聞いているとき  

   2言葉

・契約条件で、だめ押しをしてきたとき

・納期などを聞いてきたとき

・アフタ−サ−ビスについて聞いてきたとき

・値切り始めたとき・同じ質問を繰り返したとき

・実物を見たいといったとき

・他の店の売れ行きを聞いてきたとき

・セ−ルスマンの個人的なことを聞いてきたとき  

  3動作と言葉

・第三者に相談し始めたとき

・「困ったな−」「弱ったな−」等といって頭をかいたとき

・「コ−ヒ−でもいれるよ」等と言って席を立ったとき

・再びパンフレットを見て「ウ−ン・・・」とうなったとき。

・「さて、どうするか」等と言って、しきりにたばこを吸い出したとき  

何らかの参考になれば・・・。

株安が経済に及ぼす影響について

株安になるとなぜ経済活動はマイナスになるのだろうか?
考えられるのは3つの要素。

  第一は事業会社である。事業会社は、系列企業、取引先、上場企業などの株を所有している所が多いが、株価が取得価格を大幅に下回ると損失処理を迫られることになる。大会社であれば、自社の年金基金が運用悪化で積み立て不足になると穴埋めが必要になり、そのための負担が生じる。当然、設備投資も控えることになり、雇用や賃金の抑制要素になる。 

 第二は、金融機関である。銀行は多くの企業の株を保有しているが、株安になると財務が悪化する。このことは、貸出余力を失うことにつながる。日経平均が7000円を割り込むと、大手行でも、連結自己資本比率が優良行の目安である10%を下回るところがでるといわれている。そうならないために、株安になると、銀行は貸し出し(リスク資産)を減らして自己資本比率を維持しようとする。これが貸し渋りである。よりひどくなると貸し剥がしにつながる。 

 

  第三は、消費者である。株安になると、消費者が持っている資産が目減りする。そうなると、家計は財布の紐を締めモノが売れなくなる。国内総生産(GDP)の50%以上を占める消費の低迷は経済全体の足を引っ張ることになる。 

  株価の下落が長引けば、より景気を冷やし、更なる株安を誘うことにもなりかねない。

長所を徹底的に伸ばすことがより良い人生を築くポイント

(1)長所を探す5つの視点

「自分の長所や短所が何なのか、よく分からない」という人もいます。また、自分の思っている長所と短所が、他人から見たら微妙に違っていることも珍しくありません。自分の性格や特徴だけに、客観的に見にくい点があるとは思います。そこで次の5つの視点で自分の長所を探してみて下さい。 

 

①自分の好きなこと、得意なことは何か?

これをやっていると楽しい、嬉しいと思えることであれば、伸びる可能性は大です。仕事と関係ない趣味の世界でもかまいません。仕事に応用できることもあれば、趣味や遊びとして、より上手になることで、人間として幅を広げることになります。また自信にもなります。誰にでも一つはあるのでは? 

 

②時間を忘れて夢中になれるものは何か?

例えば、「コンピューターで何かをしていると、ついつい時間が経つのを忘れてしまう。あっという間に2時間ほど経つんだよ!」というような事はありませんか?時間を忘れて夢中になれることは、あなたの得意分野だと思います 

 

③課題や問題が次々と湧いてくるものは何か?

普段の仕事や生活の中で、次々に課題が見つかったり、問題に気づいたりして、それらを解決していけるテーマはありませんか?いつの間にか知らず知らずのうちに、深い関心を抱いている得意分野であることが多いと思います。 

 

④他人よりも早く上手にできるものは何か?

5〜6人で何かに取り組んだとき(例えば社内のプロジェクト)、周りの人よりも自分の方が早く上手にできると思えるものはないでしょうか?それは、おそらくあなたの得意分野だと思います。 

 

⑤興味のあることは何か?

今まで経験・体験したことがないことでも、「一度やってみたい」とか「面白そうだ」と思えるものはありませんか?あれば得意分野になる可能性はあります。 

 

これらを参考にして、自分の得意とする分野を見つけて下さい。

見つかったら、それを徹底的に伸ばして下さい。そして、周りの人が素晴らしいといってくれるレベルになって下さい。あなたにとって今後生きていく大きな長所になり自信になるでしょう。そうなった後は、「謙虚」に生きる事を忘れないで・・・!

成長企業になる7つの条件について

成長企業になる7つの条件について考えてみた

1.国や業界団体に頼らず、自立した会社にすること

2.得意分野に経営資源を集中し、シェア−上位を握ること

3.成長分野に事業の中心を持っていくこと

4.製品、製造方式、サ−ビスなどあらゆる面で独自性を持つこと

5.キャッシュフロ−を重視し、規模よりも資本効率を大切にすること

6.権限委譲をすすめ、結果を出した社員は高い報酬で報いること

7.迅速な意思決定ができる組織を作ること

これらを目指していくことが成長企業になる条件であろう! 

事業活動の本質  

一倉定先生の社長学より抜粋する

(1)会社の支配者  会社の真の支配者は、お客様である 

(2)変化への対応  

   事業経営とは、変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせて我が社を作  

   り替えることである 

(3)事業の成果  事業の成果はお客様から得られる 

(4)好業績の原理  

   社長たるもの、お客様の要求を満たすために、自ら先頭に立って、社内に混乱を  

   巻き起こせ 

(5)業績不振の原因  我が社の赤字は、お客様を忘れたのが原因である 

(6)社長の定位置  社長の定位置は社長室ではない。お客様のところである 

(7)経営戦略とは  

   経営戦略とは「戦わずして勝つ」あるいは「戦わずして優位に立つ」ための事業構  

   造の変革であり、それによって自然に高収益を生むことが出来るような体勢を実  

   現することである

(8)事業の定義づけ  企業の定義づけは、その会社の事業を変えてしまう。 

(9)集中の原理  

   市場の全ての要求を満たそうとすると、全ての要求を満たせなくなる。お客様が望  

   むのは、全ての品が揃っていることではなく、自分の買いたい品が豊富に揃ってい  

   ることである 

(10)市場の多角化  

   市場を多角化するということは、どの様な会社にとっても、優れた企業構造の一つ  

   の型である 

(11)理想的な経営構造  理想的な経営構造は「工場を持たないメ−カ−」である 

(12)環境整備  環境整備こそ、全ての活動の原点である 

(13)最も優れた社員教育  

   環境整備には、いかなる社員教育も、どんな道徳教育も足元にも及ばない 

(14)事業経営は戦い  

   事業は学問でもなければ理論でもない。事業の存続を実現する戦いなのである 

全て簡潔で含蓄のある言葉だと思う

日本の底力を見せよう!

  米国発の金融危機は世界的な不況を引き起こして展望が見えない。日本のトップクラスの企業も軒並み膨大な損失を抱え、どこもかしこも人員削減の話ばかりである。しかし、日本経済はそんなに悪いのであろうか?

   おそらく、米国は1930年代以来の深刻な不況になるだろう。しかし日本は、1945年の敗戦で、経済はもちろんのこと今とは比べ物にならないほど無に帰した。その後、勤勉で猛烈に働いて手に入れた高度経済成長も、70年〜80年にかけての石油ショックや変動相場制への移行、そして、90年代のバブル崩壊、金融システム危機やアジア危機など多くの深刻な不況を経験した。そして、なんとか克服してきた。

  現在、円は世界のあらゆる通貨に対して高くなっている。この円高は市場が日本経済を最も健全だと判断していることになる。輸出企業は円高で損失を被るが、経済全体を見たときには、輸入企業は膨大な為替差益が生じているはずである。世界の需要は縮小するだろうが、日本は世界第2の巨大な需要を持つ国である。今こそ何度も大きなショックや不況を乗り越えてきた日本の底力を発揮し、円高のメリットを活かし成長するチャンスが来ているのでないだろうか!

今後の日本の一次産業に思う

  昨年の原油価格の高騰も収まり、国際的な穀物価格の上昇も一段落している中で、日本の一次産業にとって好ましい環境が出てきた。その原因をいくつか挙げてみる。

1、製造業において景気悪化に伴う雇用情勢が大幅に悪くなっている  

  高齢化と就業人口の減少が著しい一次産業にとって、製造業から一次産業への雇用をシフトさせる好機である。

2、中国の農産物や加工食品への不信感  

  国内産品への需要が高まっている。世界的な日本食ブームも日本の食材への需要拡大に役立つであろう。

3、地域社会活性化として一次産業への期待  

  多くの地域では、一次産業を核とする「農商工の連携」による地域活性化が期待されている。又、製造業の先端技術やノウハウを一次産業に導入することにより、省力化や効率化を可能にし収入面においても改善できるであろう。

4、里山・森林・川・海と一体化して自然環境を保全・再生する  

  農業の多面的機能を活かし、自然環境の再生も可能になる。里山・森林・川・海などを一体化して、人と自然の共存関係を取り戻すことで一次産業の持続的な発展も可能になるであろう。

5、環境問題や資源の制約  

  今後は穀物だけでなく、水資源、農地、漁業、鉱物なども世界的な奪い合いの対象になっていくと懸念されている。日本は資源のない国である。将来は資源・エネルギーの国内循環型の経済を構築することが大変重要になってくるだろう。   

  今後は、一次産業を中核として、いかに自然環境を守り、循環型社会を構築していくのか!が重要課題である。一次産業の活性化により、自活できる国になることが求められている。その為にはまずは農業を中心とした一次産業のグランドデザインの構築が必要であろう。

オバマ大統領就任

 8年ぶりに民主党が政権をとり、初めての黒人、47歳のオバマ大統領が誕生した。これほど発足が待たれた政権はそうないであろう。各世論調査では、オバマ大統領の支持率は80%以上に達しており、国外の期待もかつてなく大きい。

 オバマ氏は2年間の激しい選挙戦で、人種を超えた米国融和の象徴として、「変革」と人種や党派を超えた結束を訴えた。就任演説の中では、「我々は危機の真っただ中にいる。戦時下で経済はひどく弱っている」との認識を示し、「いま我々に必要なのは新たな責任の時代だ。我々には米国、世界への義務がある」と主張し、現状危機の突破と変革実現のために、米国民の協力を促している。

 経済再生では、「大胆で迅速な行動が必要だ」として、景気対策の重要性を指摘し、8千億ドル(約72兆円)規模の景気対策や金融安定化に全力を上げ、2月中旬までに、景気法案の早期成立の必要性を強調した。又、外交政策では、国際協調路線への転換を掲げた。 

 今後の動きを期待しながら注視していきたい

義母が逝く 

  2009年1月17日(土曜)午後6時12分、私の妻(ひろ子)の母、大西光枝(88歳)が永眠しました。当日の朝、具合が悪いとの連絡がありましたが、私はコンサル先での仕事があり奈良に行っていました。休憩中に家内にメールをうち、具合を聞きましたら「まだ何とか大丈夫との返事があり」。仕事が一段落した後で、午後6時過ぎにこれから病院に向かうとメールを打つと「今息を引き取った」との返事がありました。その後、高槻市の病院に直行。検査入院して12日目のことであった。検査入院する前は、腰が痛いと言う程度であったが、検査をすると、胆管癌の末期とのこと。他にも転移していてよくもって2~3ヶ月とのことで、今さらどうしようもないとのことであった。義母は大変健康でそれまで一度も病院に入院したこともなかったのに・・・。
 
  母は大西孝平(一級建築士)と結婚し、3人の子供に恵まれた、(長男、次男、長女)私の妻は3番目の長女である。義理の父は苦学して一級建築士の資格を取り、高槻市で建築事務所を開き活躍した人であった。自他共に厳しい人であり、曲がったことを許さない人であった。私は、その義父の良い面を見習いたいと思って生きてきた。義母は、その厳しい義父についていきながら、3人の子供たちを育てた。何事にも大変よく気がつく人であり、優しい人であった。また、手先が器用で、押絵・習字・絵画・折り紙・編み物等が得意であった。
 
  晩年は老人ホームの慰安に行ったりして、人のためになることを率先してやっていた。義母は入院するまで本当に元気で、あっという間に召された。誰にも迷惑をかけず、理想の死に方であったように思うお義母さん!本当に色々と有難うございました。どうぞ安らかにお眠り下さい。合掌

この危機に思う

  昨年来、日本列島の隅々まで、いや世界中が悲壮感ともあきらめともつかない暗い雰囲気に包まれている。アメリカという大国から飛び火した不運を嘆いていても状況は変わらない。この危機から様々なことを学び、新しい日本を創ることを考えることが大事だ。日本は第二次大戦で木っ端微塵になった。失業率がいくらというような問題ではなく、絶望的な状況の中から、数十年の間に世界第2位の経済大国になった。その間の私達の先達の苦労と努力を考えれば、100年に1度の危機どころの話ではないと思う。  

  ところで、懸命に働き、汗をかいている人が幸せになれない社会はどこかがおかしいし、良い社会とはいえない。派遣制度を製造業まで拡大した政策と、企業倫理の欠如のせいだと思う。雇用を何とかしなくてはならないと思う。しかし、ここで忘れてはならないのは、「自分の身は自分で守る。誰も助けてはくれない。国も企業も頼りにならない」ということを再認識することではないだろうか。  グローバル化という言葉は、アメリカ型を踏襲することであった。そこには、アメリカは失敗しないと言う前提があり、しだいに日本社会の美風といわれるものが消えていった。今や従業員を大事にするという日本的企業風土が失われつつある。  

  これからは、日本らしい文化に立脚した考え方を国家再生の基本にして、世界に発信していくことが大事であろう。

日本人の良さ、その一例を挙げてみると

1、約束を守る

2、誠実である(ウソをつかない)

3、無茶をしない(自分の一方的な押し付けや勝手な解釈でモノを進めない)

4、相手のことを本気で考え力添えする

5、品性がある  

などであろう。  

  そして、アメリカになくて日本にあるもので、その最も重要なものは、「多神教的寛容さのある社会」だと思う。一神教の世界(例えば、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教など)は争いが絶えない。宗教対立による戦争である。日本では、草木の一本一本、石、虫、動物にも心があり、魂があると考え、森、山、川、池、海、空にも命があると考える。この日本人の伝統的心性、いわゆる八百万の神を奉る。をいまこそ自信を持って世界に発信し、聖徳太子が十七条憲法の第1条に謳った「和を持って尊しとなす」を実行すること、これが人間性を取り戻し、平和な社会を築く礎になるのではないだろうか!

新年明けましておめでとうございます

 

  今年の経済予想はとても悪いといわれています。確かに良い材料は見当たりません。このような時は、余りじたばたせず、じっくりとやっていくのが良いと思います。

  そこで、今年の目標を作りました。この目標を達成するために1年間じっくりと頑張っていきたいと思います。

 

 2009年目標

1、講演・セミナー・研修を年間100回以上実施する

2、コンサル先は5社までとする

3、毎週一回ブログを書く

4、本を一冊出版する

5、英会話、毎週一回習い、レベル4になる(現在レベル5)

6、書道、月2回習う

7、ゴルフ、シングルプレーヤーになる(現在オフィシャルハンディ11)

8、日本経営士会の理事を全うする

9、アキナイクラブ、いちぢく会、ハンケンフォーラムの事務局を全うする 

 

☆歩き続けるものはいつか必ず目的地に到着する

☆継続と反復は最高の力なり 

 

今年もどうぞ宜しくお願いします

お問合せ・ご相談はこちら

ご不明点などございましたら、
お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

06-6228-8152

社員から尊敬され1年でバトンタッチできる経営者に育成する「後継者個別指導 鋳方塾」を運営し、二代目教育に注力!