丹羽中国新大使に思う

  伊藤忠商事出身の丹羽宇一郎大使が中国に着任してまもなく1ヶ月がたつ。民主党政権が掲げる「民間大使の積極的な登用」の目玉人事である。今後の丹羽氏の手腕に期待したい。 

  中国の4月〜6月の名目の国内総生産(GDP)はドル換算で日本を上回り、米国に次ぐ世界2位の経済大国になった。日本の最大の貿易国は今や米国ではなく中国である。

  日中両国は相互依存を益々強めていくであろう。「中国のGDPは10年後には日本の2倍近くになる。」といわれているが、今のままでは巨大市場から取り残されかねないのではないか?

  中国との自由貿易協定(FTA)の締結が望まれるが、民主党政権は農業団体に配慮して交渉さえ始めていない。政治任用の大使の強みは本国政府のトップと直接話せることだと言われている。現ルース駐日米大使が一目置かれているのも、オバマ大統領との太いパイプがあるからである。

  丹羽氏も菅首相や岡田外相といつでも話せるとはいえ、思う存分に活躍するには、何よりも日本の政権が安定していることが前提になるのだが・・・?

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