書道展示会に出品して
私は約3年前から月に2回、日曜日の夜、書道家の森本九龍先生に書道を習っている。
その展示会が9月10日〜12日まで三田市で開催された。
私も「楽道忘貧(楽しい事をやっていれば貧しさを忘れる)」を初めて出展した。
先生は、以前「日本の書道家は中国の書道家にいつまでたっても勝てないだろう」と仰ったことがある。
その理由は、中国で書道家として認められるには次の4つのことができなければならないとされているとのこと
1、書が書ける
2、篆刻が彫れる
3、絵画が描ける
4、詩が創れる
ところが、日本の書道家は1だけの人、1と2ができる人がほとんどであるから、中国の書道家には及ばないとのことである。
先生のところでは、1と2と3を生徒がチャレンジできる環境がある。
さすがに4は難しいが・・・!
今回の展示会も、書あり篆刻あり絵画あり、会場の大道具から小道具は全部先生の手作りである。書の展示会といえば、書がずらりと並んでいるだけで少しも面白くない印象が強いが、その印象を見事に打ち破ってくれている。
2年に1回の展示会であるが、次回も興味深い企画を期待したい!