「小が大を越えるマーケティングの法則」を読んで
著者:岩崎邦彦 発行:日本経済新聞社
小規模企業の強みを生かし多マーケティング戦略を描いた本である。
そのポイントをいくつか挙げると
1、「個性」「専門性」「こだわり」などが、小さな企業の強みとなる。これらを追及して消費者に訴えることができれば、大企業より優位に立つことができる
2、小さな企業は、大企業のような「自分たちが売りたい人」を対象にするのではなく、「小さな店に惹かれる人」を対象にすること
3、「小さな店に惹かれる人」の5つの特徴は
①「本物志向」が強い
「個性」「こだわり」「専門性」を重視する
②「人的コミュニケーション志向」が強い
「店員からのアドバイス」「店員とのコミュニケーション」「店員の親しみやすさ」を重視する
③「関係性志向」が強い
「買い物はここ」と決めている店が多い
④「地元志向」が強い
「家の近くで買い物したい」「歩いて行ける範囲で買い物したい」と考えてい
る
⑤「低価格志向」ではない
「安売り」「バーゲン」をあまり重視しない
4、小さな店に惹かれる人に対応するには、3つの力を高める必要がある
①ほんもの力
②きずな力
③コミュニケーション力
最後に「小さいことはいいことだ!」ということらしい・・・。