格安航空会社、はや激戦か?
日本航空などが出資する格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンが、7月から順次就航する国内6路線の運賃を発表した。それによると、すでに開業しているピーチ・アビエーションと競合する路線(関空―札幌線と関空―福岡線)の運賃を最低価格で190円安く設定した。今年は国内大手が出資する3つのLCCが相次ぎ就航する「LCC元年」であるが、早くも価格競争が始まった。ジェットスター・ジャパンの鈴木みゆき社長は「どの会社よりもジェットスター・ジャパンが一番安い」と語っている。
8月には全日空とアジア最大のLCC、エアアジア(マレーシア)が設立したエアアジア・ジャパンも成田を拠点に就航する。路線・便数の充実でLCC同士だけでなく、鉄道との顧客獲得競争も激しさをますであろう。