米国のイーストマン・コダック社の倒産に思う
米国のイーストマン・コダック社が2012年1月19日に米連邦破産法11条の適用を申請し経営破綻した。あの黄色の箱(フィルム)の超優良企業が堕ちた。時代の変化の凄まじさを感じる。老舗企業も時代の判断を誤れば倒産する乱世の時代である。
危機に際して企業はどう対応すべきかを、松下幸之助氏は「不況克服の心得10カ条」で記している。その中のいくつかを取り上げる。
「責任は我にあり」の自覚を
業績の低迷を不況のせいにするのではなく、自らのやりかたに問題があると考えること
「人材の育成に力を注ぐ」
常日頃から人材育成を怠ってはならない。人材が企業を救う
「再点検して、自らの力を正しくつかむ」
追い込まれると自己評価は厳しくなり、会社も個人も萎縮してしまう
「旧来の慣習、慣行、常識を打ち破る」
大胆な発想で状況を変えなければならない
「不退転の覚悟で取り組む」など・・・。
最後に「日頃からなすべきことをなしておく」がある
不況の克服には普段の取組みが重要ということだ。