新日本製鉄と住友金属工業の新社名は「新日鉄住金」
2012年10月の合併を目指す新日本製鉄と住友金属工業の社名が「新日鉄住金」と決まった。存続会社は新日鉄で、合弁比率は、1対0.7程度らしい。生産規模世界2位の製鉄会社誕生に向けて大きく前進する。
現在の売上高は新日鉄が4兆1097億円に対し、住金は1兆4024億円。規模だけで見れば両者の開きは大きい。株価も21日の時点では、新日鉄が234円、住金が169円である。しかし対等の精神で合併するとしている。
新日鉄は10年の粗鋼生産量で世界5位、住金は25位で合併で誕生する新会社の世界シェアーは約3.5%になる。首位のアルセロール・ミタルの約6.4%に続き2位の中国メーカーとほぼ並ぶ規模になる。
世界で生き残るための合併。今後の動きを注視していきたい。