今年の新入社員意識調査を読んで
日本生産性本部の新入社員意識調査によると、定年まで働くと考えている新入社員が全体の34%に上っている。これは昨年に比べ9ポイントアップしている。今春卒業の大学生の就職率が最低となるなど、厳しい就職戦線をくぐり抜けた新入社員だけに安定志向が強いのであろう。一方で、状況次第で変わると答えた新入社員は31%と4ポイントダウンしたらしい。
又、どれくらい働きたいかを聞いたところ「人並み以上」が前年に比べ4ポイントアップし47%になり、いままで一番多かった「人並みで十分」の47ポイント(前年2ポイントダウン)に並んだ。
さらに、仕事と生活でどちらを中心にするかでは、両立との回答が80%を占めたが、「仕事中心」との回答が10%となり、「生活中心」と答えた人(8%)を2年連続で上回った
社会情勢が、新入社員にも大きく影響することを改めて認識した