何かのために SENGOKU38の告白 を読んで

著者:一色正春 朝日新聞出版
 著者は、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を“YouTube”に流した本人であり、当時の事を振り返りその心境を書いたもの。

 この本は、2010年9月7日の中国漁船が巡視船「よなくに」と「みずき」に体当たりしたときから自らが“YouTube”に動画ファイルを投稿し、取調べを受けている 著者の心境を色々と書いている。 

 

 著者は、最後に今回の事件は、

 私が政治的主張をするために起こしたものではない。ただ、あのビデオをみて1人1人が考えてほしかったのである。

 

なぜ、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりしたのか。

なぜ、日本政府は中国人船長を釈放したのか

なぜ、残りのビデオが公開されないのかそして今後、日本はどうすべきなのか 

 

 いつから日本人は考える事を止めたのだろう。

 やはり戦後米国に占領され何も考えないように教育されてからだろうか。米国の言いなりになっていれば、考えるという面倒な事をせずに生活が向上していくものだからこんないいことはないと思うようになってきたのだろう
 そして教育である。自国を卑下ばかりする歴史を教えられ、国防について論じようとすると、「右翼」「軍国主義復活」と騒ぎ立てられ、自国を自国で守るという、ごく当たり前のことが議論もできず考えられなくなってきたのだ。

 戦後、長らく国際情勢や日米安保のおかげで平和を享受してきた日本だが、そんな時代は終った。そろそろ自国の今後を真剣に考えるべきだ。

 私もそう思う!

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