日本のブランド価値の低下を憂う
日本のブランドの価値が低下しているらしい。製品だけではなく、勤務先、旅行先、留学先、投資先など様々な意味でのブランド価値が下がっている。その大きな原因は、福島原子力発電所の事故対策にあるといえる。
これまで、日本のブランドに対する信頼は、個別企業の努力と政府の安全その他の活動などで維持されてきた。しかし、原発事故以来の政府の対応は、このブランド価値に大きなダメージを与えてしまったといわざるを得ない。政府が今までに確立されたルールに反する指示や決定を次々と出し、地方自治体や企業もそれに従がわざるをえない状況だったからだ。
今後は一刻も早い信頼回復を成し遂げる努力が必要である。