東日本大震災のリーダーシップに憂う  

  大地震、大津波、原発災害のトリプル被害の中で、非常に残念なのは、リーダーからの力強いメッセージどころか、リーダーシップの弱さや混乱である。米同時テロ時のニューヨーク市長であったジュリアーノ氏は退任後に「大切なのは早く人々の目が未来に向くように手助けすることで、孤立こそが指導者の最大の敵」であるといい、連日、全壊したワールドトレードセンターの現場で被災対応の陣頭指揮をとった。また、「テロ直後からの4ヶ月間は5年間が過ぎたかと思うほど様々な体験をした」とも語っている。米国では翌年各省庁に散らばっていた100以上の部署を統合する国土安全保障省が発足した。これは、大統領直轄の組織で、テロや大規模災害への備えと対応にあたり、05年の大型ハリケーン災害でも一定の役割を果たしたと言われている。

  日本においても、今回の悲劇を繰り返さないためにも、被災対応・復旧復興の体験を将来の危機管理につなげる、より協力で広範囲を網羅する組織の設置が必要であると思う。

  今回の再起には国家、国民の総力結集が必要だ。できるだけのことはしたいと思う

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