中東の地殻変動について

  数ヶ月前には想像もできなかった地殻変動が中東を襲っている。今回の変動は、1980年代末に起きた東欧の民主化と変わらない激しさだ。東欧民主化の波はソ連崩壊にまで及び、東西冷戦構造に終わりを告げた。これによりベルリンの壁が消え、人・モノ・金・情報が世界を自由に動き回るようになり、グローバリゼーションが急速に進展した。今回の中東で反政府運動が盛り上がった
  国々もその恩恵を受けている。2009年のGDPは、チュニジアが4170ドル、エジプトは2450ドル、バーレーンは19817ドル、最も貧しいイエメンですら1060ドルでインドより上である。

  今回の変動は貧しさゆえに政権が倒されたのではなく、民衆の不満は分配の不公平さに向けられている。任期中に5兆円もの個人資産を築いたとされるエジプトのムバラク大統領はじめ妥当された政権に共通するのは国民に公平な分配をしなかったことであるらしい。

  政権が倒れた国々が今後どの様な国を作っていくのが注目したい。

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