財政問題について

  現在の日本の名目国内総生産(GDP)は1992年とほぼ同じ水準である。このことは、20年近くの間経済規模が拡大しなかったことを意味している。又、実質GDPは当時より12%ほど増えているが、これは物価の下落に対応している。

  こうした長期の不況に対応して、政府は減税による景気刺激を行ったり、又高齢化に応じた年金や医療費の増加により、日本の財政赤字は巨大になってしまった。これらの財政赤字の大部分は、国民の家計や金融機関が負担している。日本政府の高官や政治家も、本音では財政再建が待ったなしだと分かっていると思うが、増税や支出の削減による景気の悪化を恐れて何もできなくなっている。本来ならば、金利を引き下げて景気の悪化を避けながら財政再建を行うマクロ政策をしたいところであるが、日銀には金利引下げ余地がなくお手上げである。

  こうなれば、消費税を少しづつ上げて10%にし、実質の直接税である社会保険料の引き下げぐらいかな?

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