日本の再興とリーダーの資質について

  日本国債の格付けが引き下げられ、菅首相の「疎いので・・・」発言が話題を呼んでいる。格下げの理由は債務問題に対する政府戦略の欠如があげられている。世界最悪の累積債務の解消には、歳出削減と税収増しかなくこれをいかに進めるかにかかっている。民主党が政権を得たのは、国民が長期自民党政権下での既得権益の打破を期待したからである。しかし、その打破の動きが今のところ見られない。だれもが、必要性を感じているTPP(環太平洋経済連携協定)への参加でさえ、反対勢力に遠慮してか歯切れが悪い。

  今の日本には、国家百年の計に長期戦略を持って果敢に取り組むリーダーが必要である。将来を見越して今は理解者が少なくても実行すべき施策を実行し、次世代になって評価されるリーダー。そのために不可欠な資質は「無私の精神」であり、周りはそれを敏感に感じ取る。そのようなリーダーのいる国や企業は発展し、そうでない場合は衰退するのは古今東西の常である。

  国でも企業でも「財政問題」は要である。無私の精神で理想像を描き、それを追求し、評価を後世に委ねるリーダーの存在が今の日本の再興には不可欠である。

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