短命内閣では困る!

  今年の臨時国会では補正予算は成立したが、法案の成立率は約30%であった。来年度予算案を年内に編成できたとしても1月からの通常国会で関連法案を成立させるのは至難の業になるだろう。仙谷官房長官の問責決議案が参院で可決され、現内閣が国会運営で窮地に追い込まれることは目に見えている。

  ところで、ここ数年でどうしてこうも首相がころころと変わるのだろうか?自民党で安倍内閣から3人、民主党で1人、本予算を1回編成しただけで首相が交代している。外交・安全保障や社会保障改革などの重要なテーマのときに毎年首相が変わるのは、日本にとって最悪である。短命首相をなくすには何が大事か。一つは選挙が多すぎることだろう。衆院の任期は4年であるが、任期途中で解散があったり、参院の選挙が3年ごとに議員の半数づつあり、その間に統一地方選もある。民主党では2年毎の代表選もある。その度に選挙至上主義が横行し、実現性が疑われる公約が掲げられることではないか。

  今回でも、政治主導内閣といって大見得を切って政権を取ったは良いが、実態は全くといってよいほど実現していない。

  今後の日本で望まれることは、政治家の自己革新能力をもっと高めること、そして、国民ももっと政治に関心を持つことが最低の条件であろう。

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