今後の日本の経済について
ギリシャ問題を契機に先行き不安が生じている。とりわけ企業の低迷が気がかりである。最近公表されたフォーブス世界企業ランキング上位100社で、日本企業は3社しか入っていない。NTT、三菱商事、ホンダである。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称賛された時代とは様変わりである。このままでは税収増や雇用増も期待できず、少子高齢化に伴う社会保障関連費用増に対応できなくなるであろう。現在のわが国には、世界に誇る技術などがあるが、利益率が低く収益力が弱い期間が続いている。現在の株価も30年近く前の水準である。
企業はチャレンジ精神がなくては成り立たない。原点に返り創業の気概を取り戻す仕組みを再構築する必要があるだろう。