ロータリーについて
2009年7月に「新大阪ロータリークラブ」に入会した。もう少しで1年になるのでロータリーについて考えてみた
ロータリーの最初は1905年2月23日に設立された「シカゴロータリークラブ」である。当時のシカゴは著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目に付くようになっていたらしい。そこで、そこに事務所を構えていた青年弁護士のポール・ハリスがこの風潮に耐えかね、友人3人と話し合って、
“お互いに信頼できる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまでが発展する仲間を増やしたい”
という趣旨でロータリークラブを設立した。ロータリーとは、集会を各自の事務所を持ち回りで順番に開くことから名付けられたものらしい。その後、志を同じくするクラブが次々に各地に生まれ、現在では、200以上の国と地域に広がり、クラブ数33、586、会員数1,210,555人(2010年1月31日現在)に達しているそうだ。そして、これら世界中のクラブの連合体を「国際ロータリー」と称している。又、ロータリーは職業倫理を重んじる実業人、専門職業人の集まりであり、世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動で多方面にわたって多大の貢献をしている。
日本の最初のロータリーは、1920年に設立された「東京ロータリークラブ」である。戦前の1940年に脱退するが、戦後1949年に再び加盟している。その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚しく、ロータリー財団への貢献も抜群であり、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになっているらしい。
現在クラブ数2、302、会員数92,045人である。(2010年2月末現在)