日本企業のグローバル化について
日本板硝子は米国人のクレイグ・ネイラー氏を代表権のある社長に選んだ。藤本社長は代表権のない会長になり執行約から監視役に回る。この会社の執行役員は25名で、その内英、米、独、伊人などの外国人の名前が13人で多数派である。小が大を飲むといわれた英ガラス大手、ピルキントンの買収から4年。同社は今、日本企業のグローバル化の最先端に躍り出たといってもよいであろう。
欧米企業は生え抜きに絞っていた経営者選びを社外それも世界に広げる傾向を強めている。人種や性別も問わない。
一方日本企業は今も日本国内、しかも男性である場合が圧倒的である。どちらが今後、国際競争力をつけていくかは明白であろう。
ただ、欧米でも優良企業ほど、トップの在任期間は長く、生え抜きが重視されているという調査結果もあるが・・・。
踏み出せない日本企業に、日本板硝子の社長選びが一つの転機になるだろうか?