中国経済の回復と今後について

  2009年10~12月期の国内総生産(GDP)成長率は、実質で10,7%と2ケタ台に乗せ、通年で8,7%になったと報道された。その景気を回復させた原因は、積極財政と金融緩和だといわれている。そして、中国は今年も成長優先の政策を続ける構えである。こうした姿勢は、国内外にひずみをもたらすことになるであろう。たとえば、人民元相場の上昇抑制でより輸出を有利にしたり、温暖化ガス削減義務の拒否、天然資源の大量買付けなど・・・。国内の成長を優先する余り、国際社会と摩擦を起こす場面が増えている

 日本と中国との比較でみると 2010年には、経済規模は中国が5兆4540億ドル、日本が5兆1380億ドル(国際通貨基金見通し)で中国が世界2位の経済大国になり、世界に占めるGDPは中国が8.7%、日本が8.6%になる。しかし、一人当たりのGDPは中国が3600ドルで日本が3万9600ドルで約10分の1(物価水準を調整しても5分の1)の水準にある。 

 中国では現在、貧富の差が余りにも大きいこのまま、中国が順調に成長していくとは思えない。上海万博の後に何かか起こる気がするが?!

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