医療の国際化に思う  

  医療の国際化は医療ビジネスの裾野を広げる可能性がある。ただし、国内問題への対応も懸念される。現在、アジアでは、シンガポール、インド、タイなどが外国人向けの医療サービスを積極的に取り組んでおり、韓国も、今年の5月から治療目的で外国人が滞在するための「メディカルビザ」の発給を開始した。

  日本の医療インフラの水準は世界屈指である。発症直後の患者のための病床数やMRIの設置軒数は主要国の中で飛びぬけて多い。費用なども欧米その他の国と比べても割安である。たとえば、盲腸で手術を受けて退院するまでの費用は、日本の公定価格は30万~40万円、ニューヨークは216万円、ロンドンは151万円、香港は90万円、上海は68万円となっている。(AIU保険の08年の調査による)

  2006年に安価で迅速な医療を希望してアジアを訪問した外国人患者は180万人にも達している。
  一方で、日本人向けの医療体制を充実させる方が先決だという意見も多い。医師不足、外国語を話す職員の配置等の負担などの問題がある。大きな流れでみれば、日本の医療をより充実させながらの国際化が望ましいと思う

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