財政再建について
今年の国と地方を合わせた基礎的財政収支の赤字は38兆円を超え、国内総生産比で8%を上回ることがほぼ確実になった。これは、昨年の政府試算が0.6%まで縮小すると言っていたことから思えば信じられないほど酷い。政府は財政再建目標を仕切りなおしているが、消費税の引き上げを見込んでも黒字化は20年以降という。本当に国民をバカにしているとしか思えない。今後の再建目標の設定には2つのことに留意すべきである
1、成長力引き上げへの取組みを強化すること日本は今後、輸出による大幅な成長は望めないので、内需を活性化させて成長力を上げていかざるを得ない。
今回の成長戦略を基にして、新分野の育成や規制改革に取り組む必要があるし、政策効果を厳密に検証していくことが必要である。
2、より抜本的な歳出削減をすること社会保障分野の建て直しに消費税を充てるとしても、それ以外の分野には支出を厳しくつめる必要がある。
しかし、内需活性化のための支出は必要である。既得権の構造に深くメスを入れ、行革や地方分権の推進を通じて、歳出構造を抜本的にかえていく必要があると思うが・・・。
いかがであろうか!