経済の回復への提言  

  サブプライムローンが引き起こした世界的な金融危機は、世界各国がかなり思い切った対策をとっているにもかかわらず収まっていない。「なぜこんな事になったのか?」という世界不況の底もまだ見えず、世界中があえいでいるといって良いだろう。  

  米国の現状では、未だに不良債権の金額がつかめていない。個人への住宅ローンの膨大な数、証券化された貸付の一本ごとの整理、デリバティブの形をとった複雑な保証の決済、それらリスクの世界への散らばりなど・・・。これらの整理にはどれだけの年数がかかるか想像もつかないのが現状であろう。  

  この金融危機で民間企業に資金が供給されなくなっている。これが原因で、実体経済にも深刻な影響を与え始めた。実体経済を回復させるには、金融システムが十分な信用機能を果たせることが前提である。そのためには金融面での健全化を早急に実現することが望まれる。  

  健全化には、政府が設立した整理機構が、金融機関が有する不良債権を時価で買い取り整理する必要がある。その上で、別途、十分な公的資金で金融機関の自己資本を補填することが必要であり、これが解決への早道であると思うがいかがであろうか。   

  影の声 なぜ金融機関は救済されるのか!納得いかん!

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