麻生政権の経済政策について
「外交」と「経済」の麻生を標榜して登場した麻生政権。外交はともあれ経済政策については、よく分からないことが多い。特に2兆円の定額給付金。
麻生首相は、今世界の金融市場が、100年に一度の混乱に陥り、世界的後退の様相を呈している。その中で、日本は内需主導の持続的成長ができるように、経済の体質改善を進めていくことが重要であると言っている。そこで、2兆円の定額給付金。この政策目的がよく分からない。マクロの需要喚起策なのか、貧困層の救済なのか?そして、数年後には消費税を上げるとのこと。それでは、内需主導に成るどころか、前回の地域振興券のように70%位が貯蓄に回ったのと同じような結果になるのではないか、と思われる。
それよりも、日本の将来に発展できるもの、例えば、省エネ代替エネルギーの技術開発や環境対策などに使うべきであり、又、内需主導にするためには、恒久的な定率減税を復活して個人消費を促進させるべきであろう。