小沢代表無投票三選と衆院選

  9月8日に民主党代表選が告示され、小沢一郎代表の無投票三選が決まった。任期は2年間。無投票確定後に記者会見した小沢代表は、次期衆院選での政権交代に向けた決意を繰り返し強調した。同日に発表した基本政策では「国民の生活が第一」を旗頭に年金、医療改革やガソリンの暫定税率廃止、消費税率の据え置きなどを盛り込んだ。ただ、18兆円を越す財源の説明は説得力を欠く。また、個別項目をいつまでに達成するかも触れておらず、マニュフェスト作りへかなりの課題を残した。
 一方自民党総裁選は10日に告示され、麻生太郎幹事長、与謝野馨経済財政担当相、小池百合子元防衛相、石原伸晃元政調会長、石破茂前防衛相を含む5人以上の候補者が、経済政策を中心に政策論争をする見通しである。
 
次期臨時国会で衆院解散の可能性は高まっている。小沢代表は、マニュフェスト作りを急ぐ一方で、自民党にも積極的に論争を挑み衆院選の争点を明確にすることが大切である。
仮に衆院選後に民主党を中心とする政権が誕生すれば、直ちに来年度の予算編成に臨まなければならない。説得力のある財源を示せるかどうかが、民主党が政権担当能力を持っているかどうかの試金石である。

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