福田首相辞任について

  福田首相が次期臨時国会前の9月2日の夜、緊急記者会見を開いて退陣した。

首相は「今が政治空白をつくらない一番良い時期だと考えた。新しい人に託した方がいい」と述べた。

  昨年の9月に、衆参ねじれ国会という厳しい状況の中で就任した首相は、民主党との大連立で政権を安定しようと試みたが失敗し、その後は国会での法案処理で手いっぱいの状況であった。前任の安倍信三首相は1年で政権を投げ出し、福田首相も衆院選の洗礼を受けないで1年で退陣する。このまま与党内の政権のたらい回しで3人目の首相が誕生するのは異常である。だれが次の首相になっても、早期に衆議院を解散して有権者の審判を受ける必要があろうし、この衆院選の実施こそが政治空白を短期間にする道である。

  一方で民主党の小沢一郎代表が無投票で3選が確定した。衆院選で仮に民主党政権ができれば、政権公約に沿って予算編成などに取り組むことになるが、小沢氏はもっと政策を語ることが必要であり、批判にも謙虚に耳を傾ける姿勢が必要な気がする。参院選での政権公約を吟味して政策の優先順位をハッキリさせることが必要である。

  首相の退陣で、衆院解散・総選挙は年内に行われる公算が高くなってきた。次期衆院選は文字通り政権選択をかけた選挙になる。自民・民主両党は政権公約を分かりやすく示すことが急務であり、その中身次第で党の消長が決まるであろう。

国会議員は

☆この国をどんな国にするのか!

☆世界の中で尊敬され、魅力ある国にするにはどんなことをするのか

といった夢を語ることが大切だと思う。

自分の選挙区のためにとか、事務所費がどうのこうのとか、小さいことばかりを言っていては情けない・・・。

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