2008年5月31日第72号

「世界を見る目が変わる50の事実」 

 「世界を見る目が変わる50の事実」著者 ジェシカ・ウイリアムス 著者は英国国営放送BBCのジャーナリスト、プロデューサーである。この本は、我々が知らない驚くべき事実「意外な50の事実」を具体的な数字で示しながら、問題の背景を解説している。

 2つの例をあげてみる 

(1)日本女性の平均寿命84歳。ボツワナ人は39歳この200年で、人類の平均寿命は2倍に延びた。最も寿命が長いのは日本人女性で、平均寿命は84,6歳。米国の学術雑誌「サイエンス」は、今後60年以内に、日本人の新生女児は、平均して100年の寿命を持つようになると予測する。しかし、中央・南アフリカでは、エイズの蔓延や貧困により、平均寿命は急速に短くなっている。ボツワナでは、2002年生まれの赤ん坊は、平均39年の寿命しか期待できない。従って、平均寿命は先進国と発展途上国では異なる課題をつきつけている。先進国は高齢化社会を受け入れ、福祉などの重圧に備える必要がある。一方、途上国では、エイズとの闘いが急務であり、WHOでは、公衆衛生を改善して疾病を予防する必要を強調している。だが、識字率が低く教育の機会が限られているので、その実現は難しい。 

(2)世界の5人に1人は1日1ドル未満で暮らす1990年代、1日当り1ドル未満の所得で暮らす極貧の人々の割合は30%から23%に減った。中国では1億五千万人以上が抜け出した。だが、54の途上国では90年代を通じて所得は下がっており、世界の貧富の差は開くばかりである。60年には、最も豊かな20カ国の国民1人当りのGDPはもっとも貧しい20カ国の18倍だったが、95年にはその差は37倍に広がった。 今日では、世界の富裕層の上位1%の収入は、下位57%の貧困層の合計と同じである。

  今後、色々と考えさせる内容を多く含んでいる! 

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