2008年5月10日第69号

そして日本が勝つ(精神から見た世界史)

 「そして日本が勝つ(精神から見た世界史)」日下公人著 PHP研究所発行を読んだ。“21世紀は世界が日本化する、日本人よもっと自信を持とう”という内容の本である。 簡単に紹介すると、戦前の日本は「知」「情」「意」を兼ね備えた人間を作る教育をしていた。しかし戦後の日本の教育は、「知」に偏したものになり、勉強はできるが、人情もやる気もない人達が社会の上層部を占めるようになった。そういう人達は「意」(主体的な意欲)がないので、せっかくの「知」を活かそうとせず、仕事から逃げたり、責任逃れのために使っている。外務省が国民の信用を失っているのも、企業で多くのリストラにあっている人達も、能力不足というよりも意欲不足があるのではないか。今日本人に欠けているのはこの「意」である。しかし、日本には底力がある。

1.芸術の力日本はあらゆる分野で世界最高のものを作り出す力を持っている。

2.精神の力日本のマンガやアニメは、世界の子供達の心をつかんでいる。

3.日本語の力世界のあらゆる文化・思想が日本語に翻訳されている。これは他の言語には見られない特徴である

4.共同体社会の力日本は、共同体の論理もグローバル・スタンダードも解るという比類なき強みを持っている 

 世界は今、日本の車やハイテク、あるいはマンガやアニメを真似ようとしている。すなわち、21世紀は世界中が日本化するのである。日本人はもっと日本の歴史と日本精神に自信を持とう!という内容である。  読み終わって「そうだ!」と思える所が多々ある本である。少し自信をなくしている方(?!)一読に値しますぞ! 

お問合せ・ご相談はこちら

ご不明点などございましたら、
お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

06-6228-8152

社員から尊敬され1年でバトンタッチできる経営者に育成する「後継者個別指導 鋳方塾」を運営し、二代目教育に注力!