2008年3月22日第62号 

地球温暖化について

地球温暖化が進み、日本で35℃以上の日を迎えた時、企業はどうすれば良いか?

1.どのような変化が現れるか?
2.新しい市場は何か?
3.企業はどのような対応をとれば良いか?
  について考えて見たい
 
最初に地球環境について考えてみる
〔1〕9大地球環境問題
1.地球温暖化
2.オゾン層破壊
3.酸性雨
4.野生生物種の減少
5.森林の減少
6.砂漠化
7.海洋汚染
8.有害化学物質の越境移動
9.開発途上国の環境問題
 
〔2〕7大公害
1.大気汚染(ばい煙、粉塵、自動車排ガス、有害大気汚染物質、光化学スモ
ッグ)
2.土壌汚濁
3.水質汚染
4.土壌沈下
5.騒音
6.振動
7.悪臭
 
〔3〕地球温暖化
1.地球温暖化とは、
  大気中の温室効果ガスの濃度が高くなることにより、地球の温度が上昇す
ること
  二酸化炭素が、その濃度や排出量が一番多いので最も影響が大きい
 
2.現状は
  気象庁は、日本の年間平均気温は100年間で約1度C上昇している。こ
のままでいけば、今後100年間で南日本で約4℃,北日本で約5℃上昇
し、世界中では、IPCCが地球の平均気温が最大5.8℃上昇すると予
測している
 
3.温暖化の影響
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、このまま地球温暖化が進むと、南極やグリーンランドなどの氷が解け、2100年までに地球の海面水位が最大88センチ高くなると予測している。(モルヂブ共和国は水没する)
(1)乾燥化や降雨傾向の変化、台風の大型化など異常気象の増加
(2)気温上昇による農業生産への影響
(3)森林破壊や砂漠化
(4)気候変動に対応できない動植物の絶滅
(5)マラリアなど熱帯性の感染症発生の増加
 
4.新しい市場は何か?
上記3の(1)〜(5)を食い止める市場であるが、細分化すると膨大な市場があると思われる。いくつかの例を考えてみる
(1)地球温暖化を減らす又はスピードを遅らすもの
−1、二酸化炭素の排出をなくす(例えば京都議定書)
・車(ガソリンから水素へ)
・火力発電や水力発電から、太陽光、風力、原子力発電へ
 
−2、森林破壊を減らす
・薪炭材の過剰伐採、農地への転用、過剰放牧、不適切な商業的伐採、森
林火災、酸性雨などが原因である、これらを減らすには?
 
−3、動植物の絶滅
・沖縄のサンゴの白化、丹沢山系のブナの立ち枯れ
 
5.企業はどのような対応をとれば良いか?
食糧危機・生態系の破壊・健康障害による人類存続の危機が訪れようとしている・・・。
グリーン購入法の制定(2000年4月施行)
価格+品質+利便性+環境=グリーン購入
例えばリサイクルしやすくするには
①原材料の種類を減らす
②有害物質をふくまない
③複合材料を減らす
 
(1)自社の持っている技術やノウハウを利用して、これらの温暖化を予防・
阻止するにはどうすれば良いか?
(2)国・大学・研究所などと提携して商品開発をする
(3)直ぐにやることは、温暖化を防止するために、車,電気などの使用を合
理的にするなど
 
人類にとって、21世紀は環境関連が最大の課題になる。私たちの子孫のため
一人ひとりが真剣に考えなければならない!

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