2008年3月8日第60号 

前野先生を偲ぶ

 
昨年の2月に前野徹先生がお亡くなりになり早1年が過ぎ去りました。前野先生は、私が所属している社団法人日本経営士会の前会長で、アジア経済人懇話会会長、ニュービジネス協議会顧問などを勤めるかたわら、多くの勉強会を主宰されていました。1926年東京都にお生まれになり、1950年日本大学法学部をご卒業後、読売新聞記者などを経て、1960年、東急グループの総帥・五島昇氏にスカウトされ、東急電鉄の秘書課長になられました。その後、五島氏の懐刀として、政界、財界、マスコミとの折衝役として活躍されました。その間に中曽根康弘氏、石原慎太郎氏、安倍晋三氏等と密接な関係を築き、「最後の国士」と呼ばれました。1981年から1992年まで東急エージェンシー社長を勤められ、その間に業界13位だった会社を電通、博報堂に次ぐ第3位にまで躍進されました。
先生のご葬儀では、葬儀委員長に中曽根康弘氏(元内閣総理大臣)、友人代表に石原慎太郎氏(現東京都知事)など多くの政界、財界、マスコミ、友人、弟子の方々でうめられたと聞いています。
先生は3年前に肺がんの手術をされ入退院を繰り返されていましたが、驚異的な生命力と最後の国士としてのお勤めを果たすべく多くの本を出版されました。
私が存じ上げている書籍だけでも
1、「戦後歴史の真実」経済界・・・ベストセラーになる
2、「新歴史の真実」経済界
3.「他人の良さ、自分の良さの活かし方」かんき出版
4、「日本崩壊の危機」致知出版社
5、「第四の国難」扶桑社
6、「最後の首相」扶桑社
7、「日本をダメにした売国奴は誰だ」講談社α新書
8、「日本の敵は日本人」経済界
9、「凛の国 美しい日本の精神遺産」青春出版社・・・ベストセラーになる
10、「亡国日本への怒りの直言」PHP研究所
11、「戦後60年の大うそ」徳間書店
12、「国家の大義」講談社α新書 等です。
 
この中で、「凛の国 美しい日本の精神遺産」を読み返して見ました。
目次は
序章 いま若者に伝えたい先人の魂
第1章 アジアに自信を取り戻した国
第2章 教科書が教えない歴史の真実
第3章 自己を犠牲にするサムライ魂
第4章 「凛の国」で育まれた精神
第5章 日本人が戦後失ったもの
終章 「誇りと自信」を持った国へ となっています。
 
先生が伝えたかったことは、今、戦後最大の国難に直面している日本で、現代の若者たちが持っている自虐史観を棄て、美しい日本の精神文化を取り戻してほしい。そのために生き証人として、戦後日本の歴史の多くの虚構を覆し、真実を伝え「先人たちの素晴らしい精神遺産」を再認識し、品性のある気高い日本人になってほしい。そして、誇りと自信を持った国になってほしい。という事であると思います。
 
天国の先生へ
「歴史の真実を知り、美しい精神文化を持った、品性のある気高い日本人になるよう毎日を大切に生きていきます
どうぞこれからも天国から見守っていて下さい」
 
私達の心に響く内容がいっぱい詰まっています。
一度お読みになる価値があると思います・・・・!

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