◆第29号2007年7月29日

7月31日出版 「社長に好かれるリーダーになれ!」

 
7月31日に、私の著書『社長に好かれるリーダーになれ!』が出版されることになりました。この本は、決して社長にゴマをすれということではなく、社長から信頼され評価される、仕事を任されるリーダーになってくださいと言う願いで書きました。私は、経営コンサルタントとして多くの企業のお手伝いをして、社長が一生懸命に頑張っても、業績が伸びない企業を多く見てきました。業績が伸びない大きな原因は、社長の分身となる「デキる幹部・リーダー」が育っていないということにあります。会社を経営するのはもちろん社長ですが、どんな小さな組織でも、社長ひとりで動かすのは困難であり、ましてや会社を成長させるには限界があります。そこで期待されるのが、社長の意思をきちんと汲み取り、それを現場に浸透させ、活発に事業を推進させることができる幹部・リーダーの存在が重要になってきます。伸びる会社には、社長を上手に補佐して、その夢や目標を形にしようと現場に働きかけ、行動させる幹部・リーダーがかならずいるものです。
前回、社長の力量で会社の成長が99%決まると書きましたが、厳密に言えば、自分より仕事のできる人をどれだけ社長が集めることができるか、活かすことができるかにかかっています。社長は大変な責任とプレッシャーを一人で負っているため、右腕になる幹部やリーダーがほしくてたまらないのです。社長はブレーンとなる幹部と「二人三脚」で、会社という「人間の集合体」を同じ志、夢、目標に向って前進させていきたいと期待しています。幹部・リーダーとは、社長の孤独感や責任感の辛さや苦しみを理解し、夢や意思を分かち合い、社長に代わって現場に働きかけ、目標を実現させていくという役割を担っています。そのためには、幹部・リーダーが「人間としての幅」を備え、他人には絶対に負けない「強み・得手」を身につけ、それでいて謙虚で、思いやりのある人間であることが、社長から信頼され、部下から信頼される存在になるような努力をしてほしいものです。企業を発展させるのも、衰退させるのも、社長を支える幹部・リーダーの存在にかかっています。社長もひとりの人間です。ときには判断に迷い、誤り、失敗することもあります。そんな社長の気持ちを汲み取り、人間としての社長を見つめ、立場をわきまえながら助言や提案を行うことが、真の幹部・リーダーではないでしょうか。「あいつなら分かってくれる」「あいつなら相談できる」と社長に信頼されてこそ、幹部・リーダーとしての真価を感じられることでしょう。そして、社長からは「お前に任せておけば大丈夫だ」と信頼され、部下からは「このリーダーについて行こう」と慕われれば、幹部・リーダーとしてこの上ない喜びでしょう。
この本は、「デキるリーダー」となるために必要な要素の磨き方、リーダーとして会社の発展を支えるためのノウハウを四章にわたってまとめています。
・第一章では、「人間としての幅」を広げることの大切さと、幅の広げ方について
・第二章では、社長と付き合っていく上で大切な、「社長の気持ち」を理解することについて
・第三章では、社長の意思や目標を理解して浸透させ、機能的に現場を動かすかについて
・第四章では、組織の総合力を高めるため、部下をやる気にさせ、仕事の成果を高めるかについて
私は社長からも部下からも頼られる「デキる幹部・リーダー」が増え、日本の経済界がますます元気になればと願っています。皆さん、社長の分身となり、社長を補佐するリーダーを目指しましょう!

お問合せ・ご相談はこちら

ご不明点などございましたら、
お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

06-6228-8152

社員から尊敬され1年でバトンタッチできる経営者に育成する「後継者個別指導 鋳方塾」を運営し、二代目教育に注力!