◆第6号 2007年2月18日
企業経営は、柔軟な見方が必要である
最近は、心理学などが脚光を浴びています。今週は、心理学から学ぶ企業経営について書いてみます。
心理学の一つゲシュタルト療法(Gestalt Tyerapy)について簡単に触れてみたいと思います。
ゲシュタルトとは部分にこだわり、意識を固着すると、全体の意味がつかめなくなり、人間の成長がストップするといわれることです。
すなわち、「図(自分の関心事)」と 「地(背景)」との関係で図(自分の関心事)に意識がいってしまうと他の見方がなかなかできない、全体を把握できなくなることです。
例えば、“ ルビンの盃”(盃にもみえるし、人間が二人向き合っているとも見える絵)や、“恐いおばーさんとむすめ”(魔法使いのおばあさんにも見えるし、可愛い娘さんにも見える絵)等を皆さんも今までに見られたことがあると思います…。
一般的に人間は、その絵を最初に見たときに盃に見えると、なかなか他の見方ができず、人間が二人向き合っているのに気がつかなかったり、気がつくのに時間がかかったりするのです
ゲシュタルトでは「図」と「地」を決めるのは自分であると考え、「地」に惑わされて
不幸になる要因を取り除こうとします。べき論や現状維持に固執せず、柔軟な態度になると色々な変化はストレスでなくなると考えるのです
図と地を固定して違った見方が出来ない人を‘石頭’‘頑固’といいます。
厳しい経営環境の中で、過去の成功体験を金科玉条のように信じ、若い社員の意見や考えに耳をかさない経営者の方々?世の中は大きく変化しています。
企業経営においても、柔軟な見方が必要なのではないでしょうか?!
(ちょっと生意気だったかな?)
