◆第4号 2007年2月4日
 
今週は、サミュエル・ウルマンの「青春」をご紹介します。日本では昭和61年に訳された本が出てから大ブレイクしましたが、英文の詩を文語体に訳されているものため、結構わかりにくい文章と思い、私なりに口語体に意訳してみました。
この詩は、第二次世界大戦後、アメリカの雑誌リーダーズ ダイジェストに掲載され、連合国総司令官を務めたダグラス マッカーサー元帥が座右の銘として執務室に掲げたことから、日本でも知られるようになったようです。経済界でも、故・松下幸之助氏も座右の銘としていました。ウルマンは、この詩を80歳の時に作詞したそうです。日本が、高齢化社会に突入していく中で、この詩は、私たち段階の世代に希望と勇気を与えてくれることでしょう。
 
「青    春」
   原作:サミュエル・ウルマン
 青春とは、人生のある期間をいうのではなく心の状態をいうのだ。
優れた創造力、たくましい意志、燃える情熱、勇ましく強い心、何事にも挑戦する冒険心、こういう心の状態を青春というのだ。
 年を重ねただけで人は老いない、理想を失うときに初めて老いがくる。
年月は皮膚の皺を増すが、情熱を失うときに精神もしぼむ。
苦しみもがくことや、疑いためらうこと、不安、恐怖、失望といったものが、人を老いさせ、生命の元となる魂をも駄目にしてしまう。
 年は70歳であろうと16歳であろうと、その心の中に抱くものはなにか。
驚きへの愛慕心、空にきらめく星座のような、素晴らしい考えや思想を敬う心。
決して物事に屈しない挑戦心、子供のような飽くなき探求心、人生への喜びと興味・・・。
 
 人は信念と共に若く、疑惑と共に老いる。
 人は自信と共に若く、恐怖と共に老いる。
 希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。
 
 大地や、神や、人から、美しさと喜び、勇気と立派な心、そして霊感の優れた大きな力を受ける限り、人の若さは失われない。
 これらの霊感の優れた大きな力がなくなり、悲しみや失望の白い雪が心の中を覆い尽くしたとき、人は完全に老いてしまい、神の憐れみをこう以外にない。

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