より良いマネージャーは、元気な職場を創る!

 

私は仕事柄、色々な会社を訪問します。会社は経営者次第だと思いますが、その会社がより良くなるためには、マネージャークラスの社員に大きなウエイトがかかっていると思います。今回は、より良いマネ−ジャになって頂くための提案をしたいと思います
【1】マネ−ジャ−の一番大事な仕事とは
  経営者の夢や目標を十分に理解し、その心を部下に伝え、部下と共に行動し、成果を
  上げ続けることです。 
  この事を全うし、より良いマネ−ジャ−になって頂き、より元気な職場を創るため、
  次にあげる基本を良く理解して実行して頂きたいと思います。
 
【2】より良いマネ−ジャ−になるために
(1) 人間の本質を自覚すること
① 人間は自己中心的である
人間は自分が一番かわいいし自己中心的であるということを自覚すること。例えば、多くの人と写っている写真を見た時に一番最初にどこを見るか?間違いなく誰もがまず自分を探すであろう。このことは決して悪いことではない。そうするのが人間なんだと自覚することで、他の人もそうなんだと知ること、そこから人間関係は始まると思うこと。
② 人間は欲を捨ててはいけない。欲があると認めること(人間である証)
仏教やキリスト教は欲をすてなさいと説くが、肉体がある限り欲を捨てることはできない。欲を捨てるのではなくどの様に活かすかが大事だと思う。物欲を肯定し、人間的に洗練された品格のある物欲にしていく努力が大事だと思う。それが、文化(食文化、服飾文化、茶道など)、文明、歴史を作ってきた元であるから。
③ 自分は偏見を持っていると自覚する
人間は自分の立場からしかものが見えない。一人ひとり顔も違う、生まれも違う、育った環境も違う、経験・体験してきたことも違う。全員の考えが一致することはありえない。1人ひとり違うということを自覚し、自分には偏見があると強く自覚すること。そして、他人の言う事に謙虚に耳を傾け、自分の偏見を修正していきながら成長していくこと
これらの本質を理解した上で良い人間関係を作ることが大事だと思います
 
(2)良い人間関係を作るには
① 勝つことよりも力をあわせること
会議でA君とB君の意見が対立した時には、A君の良いところと、B君の良い
ところを取り出して新しい案をつくるとか、A君の案を基本にしてB君の案の良いところを付け加えるといったような解決策を生み出すこと。そうすることでマネ−ジャとしての統率力ができ良い人間関係ができる
② 相手の長所と付き合う
人間関係を良くするには相手の長所を探しそこと付き合うこと。
朝から晩まで24時間付き合うわけではないので、相手の短所や欠点を見つけるのではなく、長所や良いところと付き合うこと
 
(3) 自分の長所をより伸ばす生き方を!
① 人間は誰もが長所と短所を持っている。今までの教育では短所を指摘し、それを直す
ように指導してきた。しかしこの教育方法には賛成できない。短所を直すのではなく
長所を伸ばすことに力を入れるべきだと思う。長所を伸ばして存在感のある自分を創
り、他人から一目置かれる能力に高めることが大事だと思う。短所はなくならないし、
仮に直ったように見えても本質的には直っていない。短所を直そうと努力するよりも
自分には短所があると自覚すること。この自覚をすることで傲慢にならず謙虚になれ
る。すると、回りの人や部下は、あんなに凄い能力を持ちながら(例えは営業で社内
ナンバ−1になったとする)凄く謙虚な人だとなり、より一層評価が高くなる。長所
を徹底的に伸ばし、短所を自覚して謙虚に生きること。
② 長所を伸ばすには、自分の素質のあるところでがんばることが必要である。何故なら人間の能力には個性があるから。自分の素質のないところで幾ら頑張ってみても回りが凄いと認めるほどフ“もの”にならない。
  自分の長所を探すヒントをいくつかあげるので参考にして頂きたい
イ.興味や関心があること(その為には色々な出会いが大事)
ロ.好きであること
ハ.得意であること
二.時間を忘れる
ホ.他の人と同じ事を一緒にやった時に、自分の方が良くできたり、成績が良かったりするもの
 
これらを参考にしてより良いマネ−ジャになって元気な職場を創っていってください。
そして、一回しかない人生を感動いっぱいに生きましょう!

お問合せ・ご相談はこちら

ご不明点などございましたら、
お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

06-6228-8152

社員から尊敬され1年でバトンタッチできる経営者に育成する「後継者個別指導 鋳方塾」を運営し、二代目教育に注力!